何をしているの?

里帰り出産について(2019年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 病院事業会計でお伺いしてまいります。
 主要施策の成果に関する報告書の176ページ、3の業務(1)業務量のうち、アの入院患者数について、特に産婦人科、とりわけ里帰り出産のことで少しお伺いしたいと思います。
 まず、現状の産婦人科医の人数ですけれども、これはどのようになっていらっしゃるでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 平成30年4月の人数でよろしいでしょうか。平成30年4月は、常勤5名、非常勤5名ということでございました。
 現状でございます。現状は、平成31年4月現在で、常勤2名で非常勤5名ということです。常勤の数は減っているのですが、大変やる気のある先生が来ていただきまして、患者数はふえているという状況でございます。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 次に、主要施策の成果に関する報告書には各科別の入院患者数を示していただいておりますが、産婦人科の実績3,567人のうち、分娩の人数はどのくらいになっているでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 分娩につきましては、県内で公立病院が18あるのですが、まず、11の公立病院しか行っていません。ですので7病院は分娩を取り扱っていないということでございます。
 件数でございますが、平成30年度は227件でございます。前年が278件、もう1年前が256件ですので、平成29年度に一旦ふえたのですが、平成30年度には少し落ちてしまったということでございます。
 里帰り出産の内訳を御報告すればよろしいでしょうか。里帰り出産とは何かというところもありますが、住所はどこにあるかということで区分をさせていただきますと、この227件のうち68.7%の方が蒲郡市に住所がある方、裏を返しますと、この残りの方が里帰り出産の可能性があるのかなということで、遠くは福岡とか東京のほうからも来ていただいている状況でございます。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 里帰り出産の件数の推移というのはわかりますでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 平成30年度のということですが、数としては、割合は減っていないと思います。全体の分娩が平成30年度は減りましたので、大体いつも6割から7割が市内の方ということで、残り3割程度が里帰り出産と理解しております。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 先ほど、住所で里帰り出産かどうかを把握しているということでしたが、何か、直接里帰り出産かどうかということを聞くためのアンケートなどということはされてないということでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 直接に、里帰り出産ですかという聞き取りはしていません。
 ただ、院内には、里帰り出産も大歓迎と周知をしていますので、そこは区分なく、里帰り出産も含めて、今は全くの分娩制限もなく受け付けているということでございます。
 以前、少し分娩制限をしていたことが影響していまして、市民病院で本当に産めるのかなということが広まっていますので、いま一度この広報には力を入れていきたいと思っております。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 私も、月間の分娩件数を制限していたという話は聞いていまして、現状がどうかなと思ってお伺いしているところなのですが、PRの仕方をもう少し具体的にお伺いしたいのですが、どういった形で展開されていますでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 まず、市民病院に入っていただくと、至るところに里帰り出産を受け付けていますということを周知させていただいております。
 それから、市役所にも掲示したときもありました。
 それから、市民病院で二度ほど、院外報というものを出すのですが、その院外報にも今は里帰り出産を受け付けているということを周知させていただきました。もちろん、ホームページにも出しております。
 それから、一番大事なのが開業医の先生方との連携ということで、市内、それから市外の産婦人科の先生にも、直接、院長もしくは産科の先生がお願いをしているというような形で、里帰り出産を含めて広く出産の受け入れをしているところでございます。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 私もホームページを見ましたが、里帰り出産歓迎と、積極的に受け入れると、非常に大きな文字で書いてあるというのが確かに印象的でありました。
 ただ、実際にどのように積極的に受け入れているか、あるいはどう歓迎されているのかよくわからないというような印象も同時に受けました。
 例えば、具体的には年間どのくらいの件数があってとか、あるいは何割の方が里帰り出産ですとか、もしくは何名の医師、看護師、助産師で受け入れに臨んでいるかとか、そういった実際の数値を出していただくと、なお説得力が出るのかなと感じました。
 ほかの科のページ、例えば外科のページとかですと、手術件数が記載されていますし、そういう感じで数値を通じて具体的にイメージできるような感じにすれば、安心感が得られるのではないかなと思いました。里帰り出産の人はやはり結構いるのだなということが伝わると思うのです。こういったことについて、御検討はされていますでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 市民病院事務局長。

◎中神典秀市民病院事務局長 今いただきました意見を参考にさせていただきたいと思います。
 それから、やはりお産は病気ではいないものですから、口コミが大変重要だと思っています。アメニティにも力を入れたいということで、赤ちゃんが着る着ぐるみ等を変えたりだとか、それから、出産した日には祝い膳という形で、食事を少し豪華にしています。
 その辺のところの周知もまだまだかなと思っていますので、今、藤田委員の言われた幾つかの提案を、さっそく産婦人科の部長とも話をしてみたいと思います。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 ぜひ、お願いしたいと思います。
 蒲郡だからこそ安心して里帰り出産ができると、そういう環境をいかにつくっていくか、それから、いかにお伝えしていくかということが重要になってくると思いますので、ぜひ引き続きの御検討をお願いします。
 以上です。

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