◆藤田裕喜委員 次に、47ページ2款1項2目人事管理費の1番、人事給与管理事業費のうち(2)の職員採用事務費からお伺いします。特に、障害者雇用についてお伺いいたします。
蒲郡市における、障害者雇用のこれまでの実績・成果についてお伺いできますでしょうか。どのような職責で、どのような業務に携わっているかも含めてお知らせいただけますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 人事課長。
◎大森康弘人事課長 障害者雇用につきましては、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づきまして、事業主に一定割合以上の雇用義務が課せられている状況でございます。こちらにつきましては、厚生労働省のほうから毎年6月1日で調査がされているということでございます。現在、国・地方公共団体を含めた公務員については、昨年の4月から2.5%というものが法定の雇用数ということになっております。
これまでの本市の取り組み状況としましては、正規職員、非常勤職員という形、職種別ではありますけれども、障害者枠という特別枠を設定させていただく中で雇用に努めさせていただいております。
これまでの法定雇用率等に対する雇用率の関係ですが、平成29年6月1日が2.17%でございました。このときは、法定雇用率は2.3%でございました。昨年の平成30年6月1日、これは法定雇用率が2.5%に引き上げられた形ですが、私どもの雇用率が2.21%でございました。令和元年6月1日現在では、2.13%という形で、若干下がっている状況でございます。
私どもとしましては、採用枠、別枠扱いでの雇用、また、募集回数等、追加募集も含めてふやして、採用のほうに努めている状況でございます。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 済みません、可能であれば、どのような職責でどのような業務に携わっているか、全てでなくても構いませんけれども、お知らせいただけますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 人事課長。
◎大森康弘人事課長 私どもの障害者枠での採用としましては、通常に一般事務という形で正規職員というものと非常勤職員というものの募集をさせていただいております。
過去、10年前ぐらいにはクリーンセンターの業務員という形の中で、知的障害者についても1名採用している実績がございます。
以上でございます。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 障害種別についてもお伺いできればと思うのですが、身体が何名、知的が何名、精神が何名、あるいは重複が何名ということもお願いできればと思います。
○稲吉郭哲委員長 人事課長。
◎大森康弘人事課長 現在、障害者の関係で認定している者としては、済みません、細かい数字を持っていなくていけないのですが、先ほど言った知的が1名、精神が1名、その他の者は身体等の障害者であったというように認識しております。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 障害のある職員も障害のない職員も、ともに働きやすい環境をつくるために何か取り組んでいらっしゃるといったようなことはありますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 人事課長。
◎大森康弘人事課長 これまで障害者枠という形で募集させていただいておりましたが、実際には先ほど御説明させていただいたとおり、健常者と同様に一般事務を担うという形のものが大半の状態でございます。
御存じのとおり、障害者枠については、障害者差別、障害の種別によって差別をしないという取り扱いが国のほうからも通知をされている状態でございます。
私どもとしましても、実際、そういった中で一般事務職という基準で採用しているままでは、こういう採用はなかなか進まない状況であると考えておりますので、今後につきましては、障害者の個々の能力ですとか特性、そういったのも踏まえた職務の選定というものをしていく必要があるかなというように思っております。
こういったものについては、先進事例等を含めて、近隣の取り組み状況を見ながら調査研究してまいりたいというように思っております。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ことしが法定雇用率の2.5%の義務に対して2.13%ということで、あともう少しかなという状況だと思っておりますが、これは近々達成の見込みというように考えてよいのでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 人事課長。
◎大森康弘人事課長 昨年度の採用状況としましては、非常勤職員でありますが、1名障害者という形で雇用をさせていただきました。
昨年末、平成30年の12月時点では、2.44%というところまで一時的に上がった状態にはなったのですが、その後、年度末退職等もありまして、現状で言いますと、今年度については2.13%という状況でございます。
なかなか、私どもも、現状の募集形態ではここの部分の法定雇用率であります2.5%に持っていくのはなかなか難しいというのが率直な意見でございます。
先ほど言いましたように、障害者枠というものの中に職務等の整理もさせていただきながら、募集方法の見直しも含めた検討が必要だというように認識しております。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 状況は大変よくわかりました。ありがとうございました。
ぜひ、達成できるような環境の整備、それから募集方法の検討など、引き続きお願いできればと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。