◆藤田裕喜委員 続きまして、81ページ、3款2項2目保育園費のうち、8番の一般管理費の(8)病児・病後児保育委託料についてお伺いいたします。
これまでの利用実績について、年間の延べ件数と、それから1日当たりの件数を教えていただけますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 まず、平成25年度からの実績となります。平成25年度が4人、それから、平成26年度8人、平成27年度2人と、この辺はちょっと利用が少ない状況でございました。
平成28年度に子ども・子育て支援事業計画の予定を前倒しいたしまして、ここから、それまでが病後児だけだったものを病児保育を開始いたしました。この年が18人、うち病児としての利用が9人。平成29年度が12人、病児の利用が11人です。平成30年度は6人、これは全員が病児の利用となっております。
1日当たりは、大抵1人、2人という。2人はないです、1人というところが多いかと思います。
以上であります。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 年間で数人から多くても18人ということで、正直なところ全然利用がないというようなぐらいの状況ではないかと思うのですが、そうしますと、こういう状況なので、例えば1日の上限が確か3人だったと思うのですが、定員がいっぱいで断った日が、これまであったでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 定員がいっぱいで断ったということはございません。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 利用が少ないこの現状についてですけれども、原因はどのように分析されていますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 まず、この病児・病後児保育ですが、これは、保育園とか小学校に通っているお子さんが対象となってまいります。
病気のときには、まず保護者の方に寄り添っていただくというのが一番大事であると考えております。利用が少ない理由が、こうした、保護者が例えば会社を休むことができて子供に寄り添うことができたということであれば、そういったことは喜ばしいことであると考えております。
この制度そのものが、病気の子供をやむを得ず家に1人だけ残してしまう、そういったことが都会のほうでも報告されておりまして、または仕事にずっと熱の出た子供を連れ回してしまうといったことがないようにということのための制度でございますので、家庭でそのお子さんを見ていただくことができたということであれば、それはいいことであったというように理解をしております。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 これは、当日いきなり利用したいという場合の利用は原則としてできないという理解でよいのでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 事前に登録していただいてということが原則となっておりますが、当日でも、その場で登録をしていただいてということができますので、状況によって、連絡していただいて受け入れ先のほうの体制がとれれば、それで受け入れることが可能となっております。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 当日の利用は一応できるという、今、お話だったと思うのですが、ホームページなどを見ますと、未登録の方で緊急に利用が必要となった場合は相談してくださいという文言になっているので、少なくとも、これを読む限りでは当日は難しいと、よほど重症であるとか特別なケースしか利用できないという印象を与えるのではないかと私は感じます。
この書き方について、このような書き方になっている背景や理由などはありますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 今、この病児・病後児保育を委託していますのが、おひさまキッズというところです。こちらでは、通常の保育、認可外としての保育事業も行っておりますので、そちらのほうで子供がいっぱいであって保育士の人数がそこでとられてしまうと、病後児を直ちに受け入れることができない可能性もあります。
大抵は空きがあり、看護師もついておりますのでいいと思うのですが、そういった形で、受け入れ先の方の体制を確認していただくということのために御相談をいただくような形になっております。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 状況は大変よくわかりました。もう少し工夫できるのではないかなというのが、少し私の印象としては残ります。
今後のことについて少しお伺いしたいのですけれども、県内でも既に当日病児保育の利用が、当日の申し込みで利用可能となっている自治体が出てきています。
今、蒲郡市の現状は一応相談が必要で、場合によってはだめだということだと思うのですが、当日の申し込みも利用が可能になっているというケースもあるということなのですが、蒲郡市でも同様に今後対応していくという可能性はあるでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 子育て支援課長。
◎岡田隆志子育て支援課長 蒲郡市におきましても、ホームページの表現がそのようになっておりますが、当日お申し込みをされて、それを断ったという例も聞いておりませんので、現在でも、お申し出いただければ対応ができる体制は整えられていると思っております。
ただ、こちらのほうも、病児・病後児保育、こちらを使うことを私どもは推奨しているわけではございませんので、あくまでも御家庭で見られる人がいればそちら、それが第一義で、見ることができない場合にこの制度を利用していただく。絶対に子供を1人だけで残していくことだけは避けたいというところですので、まずはそういった、例えば会社なりそういったところで見ることができる体制を整えていくというような推奨、これは子ども・子育て会議の中でもそういった御意見をいただいて、商工会議所に加わっていただいたりとか、そういったPRをしっかりしながら、それでも利用する必要があるという場合にはこの制度が使えますよということで、しっかりと宣伝をしてまいりたいと思っております。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 やむを得ない場合という状況というか、事情については了解いたしました。
ただ、子供のことですので、いろいろな状況があると思いますので、特に書き方については私のほうが気になったものですから今回取り上げさせていただきましたが、そうですね、原則は維持しつつも、しかしもう少し工夫ができるのではないかなというのは、少し私の考えとして今回感じたところでありました。
以上で終わります。