◆藤田裕喜委員 それでは、7ページ、1款5項1目で入湯税について、また少し違う観点から質問をさせていただきます。
まず、入湯税のここ最近の税収の推移についてお知らせいただけますでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 小野山泰正税務課長。
◎小野山泰正税務課長 入湯税の直近3年度分の収入済額、現年度課税分の推移についてお答えします。
平成28年度が約8,350万円、前年度比で言いますと94.17%、平成29年度が約8,630万円、前年度比が103.29%、平成30年度が約9,160万円、前年度比が106.19%となっており、平成28年度に減少しましたが、平成29年度、平成30年度と増加という傾向にあります。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 増加、減少の要因についてお伺いしたいのですが、どのようなことが考えられるでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 税務課長。
◎小野山泰正税務課長 増減の理由としては、年度によって集客力のあるイベント開催の有無とか、そのほかいろいろな要因が考えられますが、近年では、いわゆるインバウンド、訪日外国人客数の増減による影響が大きいと考えられます。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 この入湯税の仕組みについてお伺いしたいのですが、旅館などに宿泊された方や温泉を利用された方から徴収しているということですが、これは大人とか子供の区別なく、また市内外、あるいは国内外の別を問わず皆さんから徴収されているということでよいでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 税務課主幹。
◎内田英文税務課主幹 入湯税の課税でございますが、藤田委員のおっしゃるとおり鉱泉浴場に入湯する入湯客に対して課されるものでございます。徴収につきましては、地方税法及び蒲郡市市税条例において特別徴収の方法によると規定をされております。これは旅館やホテルなど鉱泉浴場の経営者が特別徴収義務者となりまして、入湯客の方から入湯税を徴収していただくというものです。先ほど、大人や子供の方、市内外、国内外の別ということでしたが、入湯税の課税免除につきまして、蒲郡市市税条例第137条におきまして規定をしております。具体的には、年齢が12歳未満の方、また学校教育の一環として行われる行事等に参加される場合において入湯する場合は、入湯税は課さないと規定がございます。ですので、年齢12歳以上の方等でございましたら、原則としては市の内外、国内外から来られたかの別を問わず課税の対象となってくるものでございます。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 もう1点、済みません。宿泊者の入湯税と日帰りの入湯税との区別はあるのでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 税務課主幹。
◎内田英文税務課主幹 入湯税の税率についてということでよろしいでしょうか。宿泊される場合と日帰りの場合でございますが、蒲郡市市税条例第138条において、入湯客150円とする旨が規定されております。それについては宿泊者、日帰りの区別はございません。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 そうしますと、宿泊か日帰りかは、ちょっとわからないと。また、市内外、国内外かわからないけれども、蒲郡市の温泉に来られた方、入った方のほぼ実数がわかるということで了解しました。これ以上の情報について、例えば、どのような方が来ているかとか、どこの世代とか、どこから来たとか、滞在日数とか、そういった情報はこの入湯税からは把握できないということでよかったでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 税務課主幹。
◎内田英文税務課主幹 入湯税の状況としましてなのですが、毎月、特別徴収義務者の方から提出をされる入湯税の納入申告書等へ、そちらから把握していくことになります。藤田委員がお話しされたとおり、温泉の利用者数、入湯税の課税対象者数、後は課税免除となるもので、先ほど御説明をさせていただいた年齢12歳未満の方等の数につきましては、申告書等から把握することはできます。しかし、今おっしゃった以外の状況、宿泊か日帰りかですとか、どんな目的でおみえになったか、どのような世代の方かといった情報については、この入湯税の申告書等から把握することはできません。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 そうしますと、反対にどこの施設に何名の方がいらっしゃったかわかるということだと思うのですが、例えば、具体的にラグーナの湯という温泉施設があると思うのですが、ここの温源は、ラグーナの湯それ自体が使っていることはもちろんですけれども、ほかに使っている施設があるでしょうか。特に気になるのは、ことしオープンしたラグーナベイコート倶楽部ですが、こちらはラグーナの湯の泉源を使っているか、あるいはもしかして独自の泉源かもしれませんが、入湯税の納税義務者となっているでしょうか。
○稲吉郭哲委員長 税務課長。
◎小野山泰正税務課長 新しくできた施設の泉源ですが、先ほど藤田委員がおっしゃられたラグーナの湯と同じところを使っているということでございます。
以上です。
○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 そうしますと、ことしはもう少し増加が期待できそうというかと思いますので、ぜひ期待したいと思います。入湯税に関しては大変よくわかりました。今回いろいろ調べてみましたけれども、大分県別府市のように入湯税を引き上げている事例もあるようですけれども、蒲郡市でなかなか同じようにするのも難しいなと思いまして、特に外部要因にいろいろ左右されやすいということで、安定した税収と言えるかなかなか難しいところだなと感じました。
この件については以上です。ありがとうございました。