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後発医薬品利用状況分析事業(国民健康保険)について(2020年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 ではお伺いします。決算説明書の181ページ、国民健康保険事業特別会計の4款保健事業費、1項保健事業費、1目保健衛生普及費の1番保健衛生普及事業費の(16)後発医薬品利用状況分析事業費29万502円についてお伺いします。
 本事業は、令和元年度から実施されている事業であると思いますが、まずこの事業費の内訳についてお知らせいただけますでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 保険年金課長。

◎小島弘明保険年金課長 後発医薬品利用状況分析事業は、令和元年度から後期高齢医療との共同事業として実施しております。
 本事業費29万502円は、被保険者の方の3か月分の診療報酬明細書、いわゆるレセプトの分析を依頼した分析委託料となっております。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業は後発医薬品の利用状況を把握分析する事業とのことですが、具体的にどのように利用状況を把握し、分析することとなっているでしょうか。また、その結果どのようなことが分かるのでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 保険年金課長。

◎小島弘明保険年金課長 本事業は、3か月分の診療報酬明細書について、処方されている薬剤の後発医薬品の利用状況を分析するものでございます。
 これまでも後発医薬品の利用促進事業として被保険者の方、個人ごとに後発医薬品を利用した場合に医療費がどれだけ下がるかといった後発医薬品使用時差額通知事業を実施しておりましたが、医療機関や薬局ごとの後発医薬品利用状況を把握することはできていませんでした。
 今回、被保険者の方の多重服薬対策事業として服薬状況を分析する際に、副次的に医療機関、薬局ごとの後発医薬品利用状況も把握できるとのことで、実施したものでございます。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分析結果についてですが、これは個別の被保険者ごとに分かるのか、それとも全体の傾向を示すデータとして分かるのか、どういった形になっているでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 保険年金課長。

◎小島弘明保険年金課長 今回の分析につきましては、医療機関、薬局ごとの利用状況を把握できるものです。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 蒲郡市の国民健康保険事業における後発医薬品の利用状況について、どのような結果が分かったでしょうか。また、この結果はどのように役立てられるのでしょうか。

○稲吉郭哲委員長 保険年金課長。

◎小島弘明保険年金課長 蒲郡市国民健康保険の後発医薬品利用率は、令和2年3月時点で73.2%となっており、県平均76.6%よりやや低くなっております。
 医療機関の分析においては、一例としまして、蒲郡市民病院の国民健康保険被保険者の後発医薬品利用率は84.8%となり、高い利用率となっておりました。
 その他、処方を受けた薬局ごとに後発医薬品の利用率を把握できましたので、より一層後発医薬品の利用をお願いしてまいりたいと考えております。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 今後も、本事業は継続していく予定でしょうか。

○稲吉郭哲委員長 保険年金課長。

◎小島弘明保険年金課長 今回分析した内容を基に、医師会、薬剤師会を通じて医療機関、薬局への後発医薬品利用促進の働きかけを実施してまいりたいと考えております。
 以上です。

○稲吉郭哲委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 現状が大変よく分かりました。ありがとうございました。この件はこれで終わります。

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