◆藤田裕喜委員 それでは、国民健康保険事業特別会計についてお伺いします。4款保健事業費、1項保健事業費、1目保健衛生普及費の1保健衛生普及事業費の(7)医療費適正化対策事業費17万9,260円についてです。189ページです。
まず、本事業の内容についてですが、大まかには保健師さんが個別に対象者を訪問して健康に関する指導や相談をするといった内容だったかと思いますが、具体的な内容についてお知らせいただけますでしょうか。
○尾崎広道委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 医療費適正化対策事業は、国民健康保険の被保険者の方で、1か月に一定回数以上、同一医療機関に受診する頻回受診の方や、同じ病気で複数の医療機関に受診されている重複受診の方を保健師や看護師が訪問してお話を聞き、必要に応じて保健指導を行う事業です。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 年間の件数については、どのくらいになるでしょうか。毎月に実施する件数、あるいは1日当たりの件数などは決められているのでしょうか、お伺いします。
○尾崎広道委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 年間の件数は、令和元年度は79件、令和2年度は29件、令和3年度は34件です。毎月実施する件数や1日当たりの件数は決めておりませんが、月に4件ほど訪問しています。新型コロナウイルス感染症により訪問を控えていた時期もありましたが、感染対策をした上で事業を実施しています。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 対象者についてですが、これはどのように決められているのでしょうか。年齢や病気の状況など、どのように絞り込んでいるかお知らせいただければと思います。
○尾崎広道委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 対象者は国民健康保険団体連合会から提供される頻回受診や重複受診に該当する方のリストから市で受診内容を確認してピックアップしています。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 予算額と決算額の差額についてお伺いします。令和3年度については、予算額が45万6,000円に対し、決算額は17万9,000円、令和2年度も予算額84万1,000円に対して決算額が10万4,000円と少なくなっています。大分差額が大きいと感じるのですが、差が生じる理由や背景についてお知らせいただけますでしょうか。
○尾崎広道委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 予算と決算の差額についてですが、予算では訪問回数を月4回で予定しておりましたが、委託していた保健師の方の都合で月2回の実施となったためです。令和2年度は、それに加えて本事業でジェネリック医薬品利用希望と記載された保険証ケースの購入を予定していましたが、市のプラスチック製品を減らそうという方針から購入を取りやめたためです。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。本事業の評価についてお伺いいしたいのですが、本事業にはどのようなメリットがあるか。あるいはどのような効果があるかお考えをお聞かせいただけますでしょうか。
○尾崎広道委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 本事業の成果は数字上、現れにくいものですが、訪問することで対象者の方の顔を見ながら状況の聞き取りを行い、それぞれの事情に応じて相談・指導をしながら、市が行う保健事業を紹介して、問題の解消につなげるよう事業を実施しています。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。健康に関する相談について、様々な方からアプローチしていただくということは非常に大事だと思いますので、より効果的に、あるいはより充実した形で本事業に取り組んでいただくようお願いしたいと思います。
この件については以上です。ありがとうございました。