何をしているの?

「蒲郡子ども交流体験活動」について(2022年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 
 続きまして、153ページ、9款教育費、4項社会教育費、1目社会教育総務費のうち、2、生涯学習事業費の(11)子ども交流事業費19万6,639円についてお伺いします。主要施策の成果に関する報告書132ページにも記載がございます。
 まず、本事業についてですが、どのような事業か、概要についてお知らせいただけますでしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 まず、本事業の概要を説明させていただきます。
 事業の趣旨でございますが、子供たちの人間関係を築く力、人間力を育成することを目的としております。異なる年齢の子供たち同士の交流ですとか異なる世代との交流を宿泊や野外活動などを通して実施することによって、青少年の健全育成を図るものでございます。
 また、参加した子供たちや高校生が、将来、ボランティアスタッフとして継続的に活動に参加していける環境づくりをするということによって、蒲郡で活躍する若手人材の育成の場ともするものであります。
 また、この蒲郡市の特徴といたしまして、蒲郡高校、三谷水産高校のボランティア部の参加が挙げられます。活動のねらいを子供たちに伝えられるように、プログラムの内容の検討から当日資材の準備、また、当日の進行役などにも積極的にも参加してもらっています。このような活動が高校生にとっての社会教育の場ともなっております。
 また、この事業の内容でありますが、従来は、夏は愛知こどもの国で宿泊キャンプ、また、冬は市民会館でクリスマス会を開催しておりましたが、令和2年度・3年度につきましては、新型コロナウイルス感染症対策のためにデイキャンプのみとしております。
 また、参加する子供たちの募集につきましてですが、従来は、市内の全小学校の4年生から6年生に学校を通じてチラシを配布という形で行っており、時にはホームページでも募集することがありましたが、令和2年度からの新型コロナウイルス感染症対策によりましてデイキャンプに変更したこの2年間につきましては、対象を小学校5年生と6年生に絞っております。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 大変丁寧に説明していただき、ありがとうございました。よく分かりました。
 本事業は、もともと県の委託で始まったものだと思いますが、これを市の事業とした理由は何でしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 おっしゃるとおり、もともと県の事業で、平成19年、愛知県教育委員会の委託事業として蒲郡でも初めて実施しております。続いて20年度も継続して実施しました。この事業の目的が、先ほどの説明と同じように、子供たちが異年齢、異世代での集団の中で寝食を共にしながら様々な体験活動をする機会を提供するというものでした。子供たちの人間関係を築く力を養うことを目的として実施されてきました。
 県からの委託事業はなくなりましたが、継続していく意義のある活動として、蒲郡市の単独の事業といたしました。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 主催者についてですが、蒲郡子ども交流体験活動実行委員会という実行委員会の皆様ですが、具体的にはどのような方たちで構成されているのでしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 この実行委員会につきましては、青年リーダーと呼ばれる方々、県の主催する青年講座を受講した方ですけれども、令和3年度は、5人。そのうちの1人が委員長を務めております。また、それをサポートする方を青年ボランティアと呼ばせていただいておりますが、13名と、合わせて18名の方々で構成されております。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業の事業費についてですが、例年30万円だったと思いますが、今回は決算額が20万円ほどに減少しております。その理由は何でしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 委託料の予算額で30万円でございますが、先ほど御説明を申し上げました新型コロナウイルス感染症対策の影響でデイキャンプのみの開催となりましたので、事業内容を縮小して実施し、決算額19万6,639円となっております。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 次に、本事業の成果として、小学生の参加者や高校生の参加者、また、保護者の方からどのような感想があったか、把握しているもので構いませんのでお知らせいただけますでしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 参加者からアンケートを回収しておりますので、主立ったところを紹介させていただきます。
 まず、参加した小学生の子供たちですけれども、やはり「楽しいことばかりで、参加してよかった」ということですが、「高校生と一緒に遊べて楽しかった」というような感想を本当に素直に頂いております。
 また、保護者からは、こういった活動が「非常によかった」、「まあまあよかった」という方々が全体の100%を占めていまして、「非常によかった」という方が85%近くいらっしゃいます。「学校での野外活動がコロナ禍で中止になったので、キャンプファイヤーの体験ができてよかった」ですとか、「いろいろな年齢や学校の子供たちと仲良くなれてよかった」、また、「火の起こし方、方角の見方、山や海で遭難したときの対処法など、少しでも分かるとよい」というような話がありました。また、「こういった野外活動を充実してほしい」という御意見がありました。
 また、参加した高校生たちからは、「バッチリ楽しめた」、「楽しめた」という、全員どちらかの意見でした。「小学生と交流できたこと」、また、「自分たちのアドバイスで子供たちが作品を完成させることができた」ということですとか、「子供たちに一つ一つの指示を覚えてもらうよう協力できた」というようなアンケートの回答を頂いております。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 状況が大変よく分かるようなアンケートを御紹介いただき、ありがとうございました。
 今後の見通しについてお伺いします。本事業は、今後も継続ができそうでしょうか。

○尾崎広道委員長 生涯学習課長。

◎三浦次七郎生涯学習課長 先ほども申し上げましたとおり、この事業は今後も継続していきたいと考えております。
 ただ、そのためには青年リーダーの育成ですとか実行委員長を担っていける人材を育てていく必要もあると感じてはおります。実行委員長がこういった行事を行うための会議の進行ですとか資料の作成、プログラムや活動、主な相談役を一手に担っておりますので、委員長に頼るところがちょっと大きいというところがあります。活動の内容も今後、宿泊キャンプに限らず様々な活動を研究していきたいと考えております。
 以上です。

○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 リーダーの皆さんの成長にぜひ期待したいところだと思います。大変丁寧に詳しく説明いただき、ありがとうございました。新型コロナウイルス感染症もあって、この種の活動というのはより重要性を増しているのかなというように感じております。意義深い事業であると思いましたし、今後も継続していくことを私も願っております。
 ちょうど先週末に今年度の事業が実施されたというように聞いておりますので、また成果報告を楽しみにしております。ありがとうございました。
 以上で終わります。

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