◆藤田裕喜委員 それではお伺いします。187ページ、国民健康保険事業特別会計、歳出の1款総務費、2項徴税費、1目賦課徴収費のうち、1番賦課事業費の(5)クレジット収納取扱手数料10万1,706円についてお伺いします。
まず、国民健康保険の保険税をクレジットカードで支払うことができるということですが、これはいつから始まったのでしょうか。また、どのように周知しているかお知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 クレジット納付は、平成27年1月より実施しています。クレジット納付周知ちらしを作成し、平成27年度から平成29年度、令和元年度の決定通知書に同封いたしました。現在は、ホームページへの掲載のほか、納税通知書本体にも印刷し、周知に努めています。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 クレジットカード収納の仕組みについて、お知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 市税のクレジット払いを指定納付受託者の提供するウェブサイト、エフレジ公金支払いにより受け付けています。納税義務者は、ウェブサイトにアクセスし、国民健康保険税をシステム利用料を含め、クレジットカード払いにより納付します。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 クレジットカード収納には手数料がかかると思いますが、この仕組みについてお知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 クレジット納付について、代理納付事務を指定納付受託者に委託しています。納付義務者は、指定納付受託者が運営するウェブサイト、エフレジ公金支払いにおいて納付依頼をし、手数料とともに支払います。指定納付受託者は、手数料を差し引いた税を市に納付します。市は、クレジット納付1件ごとの事務手数料をこれらの指定納付受託者に支払うとともに、ウェブサイトを運営している指定納付受託者にシステム提供手数料を支払います。手数料は、他の市税と分担し、保険年金課は3か月分を負担しています。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 保険者にも保険税支払者にも手数料がかかるということで了解しました。このクレジットカードによる収納について、これまでの件数の実績についてお知らせいただけますでしょうか。増えている傾向にあるのか、減っているのか、推移や傾向についてもお示しいただければと思います。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 過去5年間の収納件数の推移を申し上げますと、平成30年度は244件、令和元年度は270件、令和2年度は275件、令和3年度は249件、令和4年度は223件でした。令和2年度をピークに件数は少しずつ減少しておりますが、毎年おおむね全体収納額の約0.5%がクレジット納付となっています。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 クレジットカード収納のおける費用対効果についてお伺いします。保険税をお支払いいただく本人にも一定の負担をしていただくわけですが、それに加えて保険者側も一定の手数料の負担があるということでした。この点についてどう考えているか、お考えをお聞かせください。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 クレジットカードによる納付は、民間の代理納付者が納税義務者から納付の申出を受けて、立替払いにより市に納付する仕組みとなっています。代理納付者は、貸倒しのリスクを背負う一方で、納税義務者はカード決済ポイントや納付繰延べの利益を得ることになります。決済手数料は、代理納付者のリスクや納税義務者が受ける利益に対して、代理納付者が決定しているものであるため、納税義務者ご自身にご負担いただいております。
保険者側の負担についてですが、月額に対する基本料金と1件当たりにかかる事務手数料を支払っています。手数料については、民間の代理納付者が背負う負担やリスクを考慮しますと必要な支出であると考えています。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 クレジットカードによる収納について、今後に向けての考えをお聞かせください。
○大場康議委員長 保険年金課長。
◎小島弘明保険年金課長 クレジットカード納付は、件数はほぼ横ばいで他の納付方法と比較しても収納率は高いとは言えません。しかし、インターネットで簡単に納められ、またカード会社によってはポイントが付与されるなど、納税者にとってのメリットは高いと言えます。納付のひとつの選択肢として、今後も継続していきたいと考えています。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 費用はかかるけれども、納税者にとっては手段が広がるということ、また納めやすい環境につながるということで了解いたしました。続けていくということで、大変重要なことだと思います。この件については以上です。ありがとうございました。