◆藤田裕喜委員 15ページ、一般会計歳入の15款使用料及び手数料の1項使用料5目商工使用料のうち、竹島駐車場使用料1,637万5,800円、塩柄駐車場利用料181万3,500円、形原温泉駐車場利用料492万8,000円について、それぞれ共通する内容でございますので、まとめてお伺いさせていただきます。竹島駐車場使用料については、先ほど中野委員からも御質疑ありましたが、また違った観点からお伺いさせていただきたいと思います。
まず、それぞれの駐車場の利用実績についてお伺いします。直近の3年間ではどのぐらいの数の利用があったでしょうか。また、新型コロナウイルス感染症の影響についても合わせてお知らせいただければと思います。
○大場康議委員長 観光まちづくり課長。
◎小田芳弘観光まちづくり課長 直近3年間の利用の状況につきましては、まず、竹島駐車場ですが、先ほど少しお話しさせていただきましたが、令和4年度は4万8,036台、令和3年度が4万6,925台、令和2年度が4万268台でございました。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、令和元年度の実績が3万6,642台でありますので、屋外需要の高まりによって利用者数は増加をしております。
次に、塩柄駐車場でございます。塩柄駐車場は、西浦温泉パームビーチの目の前にある駐車場でございまして、海水浴期間の7月、8月の2か月間において使用料を徴収しております。
実績としましては、令和4年度は3,627台、令和3年度は3,336台、令和2年度は3,953台でございました。新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、令和元年度の実績が2,124台でございまして、コロナ禍に入ってから増加をしているというようなこともありますので、こちらも屋外需要の高まりによって利用者が多くなったというように考えております。
最後に、形原温泉駐車場でございますけれども、こちらはあじさい祭りの開催期間であります6月、また7月も少しという形であじさい祭りの開催期間を使用料をいただいております。
実績としましては、令和4年度が9,856台、令和3年度が8,984台、令和2年度は、こちらは開催しておりませんのでゼロ台ということでございます。
新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、令和元年度の実績が9,076台でございますので、コロナの影響はあまり関係なく、アジサイの開花のタイミングというような形が影響があったのかなと思っております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。駐車場利用者の情報についてですが、どのような時期にどこから来られたか、どのような方々が駐車場を利用されているのかといった点について、駐車場の利用状況から何か把握はされているでしょうか。
○大場康議委員長 観光まちづくり課長。
◎小田芳弘観光まちづくり課長 今、お話しさせていただいている駐車場、3場とも指定管理にて委託をしておりまして、指定管理者からの報告で、それぞれ遠方からの来訪または、国籍の違う方がレンタカーでというような形の話はあったことは聞いておりますけど、具体的な数の数字とか統計というものは持っておりません。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 駐車場利用者のナンバープレート調査についてお伺いします。各駐車場において、ナンバープレート調査を実施しているかどうかお聞かせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 観光まちづくり課長。
◎小田芳弘観光まちづくり課長 ナンバープレート調査につきましては、各駐車場において定期的なナンバープレート調査を実施してデータを蓄積しているということは行っておりません。
ただ、イベント時、潮干狩りのときにスポットで調査という形をしたことはございます。そちらでいきますと、やはり名古屋、尾張圏からのお客様が多いというのは、その時点ではイベントのときはそういう形で結果が出ておりました。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。私としては、ぜひ駐車場利用者のナンバープレート調査を定期的に、あるいはいつも、常に実施しておくべきだと考えています。観光政策立案のための基礎的なデータとして、どの時期にどこから、どのようなお客さんが蒲郡に来てくださっているかという情報は、最低限収集しておく必要があるのではないかと感じております。家族連れが多いのかとか、若いカップルが多いのかとか、年配の方が多いのか、あるいは県内が多いのか関東、関西が多いのか、また、自家用車なのか、レンタカーなのかなど、いろいろな情報を把握することができますし、そうした傾向を把握しておくべきだと思います。どういう客層が多いのかということによって、PRの方法も変わっていきますし、蒲郡に来てほしい客層に合わせてPRの手段を変えていくこともできますし、そうしていくべきだと思います。ターゲットに合わせたPR、マーケティングを進めていくべきだと思います。
ナンバープレート調査といえば、これまでは駐車場で目視で確認をしてメモを取るといった方法しか確認ができなかったと思いますが、最近では自動的にナンバープレートを認識して、利用者のデータを集計してまとめてくれると、そういうシステムも実用化されております。機器の導入費用がかかってしまいますが、機械を利用すれば駐車場に設置しておくだけでよいので、人手がかかることもありませんし、何より簡単に実施することができます。基礎的なデータを収集することで、今後の政策立案の役に立てることができると思います。ぜひ、検討すべきだと思いますがお考えをお聞かせください。
○大場康議委員長 観光まちづくり課長。
◎小田芳弘観光まちづくり課長 現在、観光のトレンドはやはり団体旅行から個人旅行へとシフトしてきておりまして、自家用車または電車での移動というのがやはり増えていると、これはまだデータを持っていないので、肌感という形になってしまいますが、そういうものも含めまして、来訪者の属性を把握して、効果的な施策を展開するためにはより多くのデータ収集分析が必要というような形は考えております。
その中で委員が御提案いただいた機器を利用したナンバープレート調査もデータ取集の一つだと思います。また、それ以外にも、今現時点でスマートフォンの大手キャリアを利用したビッグデータを活用するという点もあるかと思います。いろいろな手でおっしゃられるように、基礎的なデータを集めて活用して、それを使いながら誘客を図っていくというような形を考えていくのは、必要ではないかというような形で考えております。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ぜひ、ビッグデータの活用も大変いいアイデアだと思いますので、ぜひそれも合わせてナンバープレート調査についても、御検討、御研究をお願いできればと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。