◆藤田裕喜委員 では、よろしくお願いします。65ページ、2款総務費、1項総務管理費、8目安全対策費のうち、6防犯対策事業費の(6)特殊詐欺対策装置購入費補助金69万9,900円についてお伺いします。
まず、本事業の実績についてですが、何件の申請があったのかをお伺いします。
また、決算額は予算の70万円の範囲内ですが、これは、予算の上限に達したので受付を終了したという理解でよいでしょうか。
○大場康議委員長 交通防犯課長。
◎柴田剛広交通防犯課長 特殊詐欺対策装置購入費補助金についてお答えいたします。
非常に言いにくいので、固定電話器と言わせていただきますが、この電話機は、予算は70万円、購入費用が1万4,000円以上の上限7,000円の補助となります。実際の実績は69万9,900円、件数としては107件。若干1万4,000円を下るものがありまして、107件まで件数が伸びております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に、どのような方の利用があったのかということですが、利用者の年齢、年代は、把握されているでしょうか。
また、本事業について利用者からの声や感想など、聞かれていることがありましたらお知らせいただければと思います。
○大場康議委員長 交通防犯課長。
◎柴田剛広交通防犯課長 利用者の年齢等を申し上げますと、107件のうち、65歳以上が73件、41歳から64歳までが33件、40歳以下が1件。うちの場合は、年齢に制限をかけておりませんので、40歳以下の方もおりました。
また、声のほうですが、正直なところこの声は、私ども聞いておりません。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 本事業の実施に当たって新たに分かった課題などがありましたら、ぜひお知らせいただければと思います。
○大場康議委員長 交通防犯課長。
◎柴田剛広交通防犯課長 課題というものは、正直なところ、この装置を導入したとしても、やはり件数としては減っていないと。全国的に言えば、昨年の実績で1万7,000件ほど事例がありました。愛知県では980件、約20億円の被害というようになっております。
というところで、課題としてもう一つあるのは、電話ではなく、スマホのほうのメール。これは、全国統計でもほとんどは電話でかかってくるのですが、8%ほどがメール等で要求がございます。こちらのほうの架空請求等に対してはちょっと対応ができないので、そこは課題かなというように考えております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 そうしますと、本事業の成果についてですが、成果の指標としては、特殊詐欺の被害が減少したかという点が考えられるかなと思ったのですが、ここは減っていないということですから、成果についてはどのようにお考えかお伺いします。
○大場康議委員長 交通防犯課長。
◎柴田剛広交通防犯課長 成果につきましても非常に難しいところではございますが、先ほど申しました令和4年が980件ほど愛知県でございました。そのうち6件が市内で被害がございました。被害額は、およそ873万円ということになります。それと比較しまして、この補助が入る前の令和3年が、愛知県では874件、約13億7,000万円。コロナ禍で若干数字は全国的にも落ちていたところですが、市内では8件。固定電話のほうで6件、被害額は1,775万円と高額になっております。
また、今年度7月までですが、愛知県では789件、被害額は16億4,000万円ほどになります。また、市内では1件ございました。ただ、これは電話ではなくて、メールのほうになります。被害額は、30万円というようになっております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 丁寧に御説明いただきありがとうございました。大変状況がよく分かりました。なかなか対策としても難しいという点もよく分かりました。私も、いろいろ市内の方に電話をするときなどありますけれども、その際には、やはり「録音します」とか、「名前を言ってください」というアナウンスが流れるときがありまして、一つ、機器が普及しているのかなというようにも感じていたのですが、確かに御指摘のように最近は、スマホに届くメールやショートメールなどから詐欺につなげていくというような事例もありますので、今後、そういう対策ができるのかどうか分かりませんが、ちょっと検討していく必要があるかなというように感じました。この件については大変よく分かりました。以上で終わります。ありがとうございました。