◆藤田裕喜委員 続きまして、167ページ、同じく9款5項2目の1、施設維持管理費のうち、(1)市民体育センター等指定管理料、5,843万9,831円についてお伺いします。
まず、本事業費の内容と内訳についてお伺いします。特に、市民体育センター等の等には、どの施設が含まれているか、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 まず、事業内容でございます。市民センター等の指定管理料につきましては、市民体育センターを含めて9施設の施設を、指定管理者、株式会社河合楽器製作所に委託をしております。指定管理期間は、令和4年、5年度、6年度の3年間でございます。体育センター等の9施設とは、市民体育センター、弓道場、相撲場を含む、浜町テニスコート、形原テニスコート、金平テニスコート、三谷グラウンド、南明柄グラウンド、明柄グラウンド、犬口グラウンド、西浦グラウンドの管理業務となっております。
また、内訳でございます。市民センター等の指定管理料の内訳につきましては、9施設一括で指定管理の契約を行っているため、個別の施設、9施設についての詳細や内訳については、把握をしておりません。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では次に、金平テニスコートの管理についてお伺いします。実際に利用者の方から、苦情とも言うべき御意見をいただいておりますので、御紹介をさせていただきたいと思います。
まず、照明の件です。金平テニスコートはコートが全部で8面ありますが、うち2面についてはナイター照明が使えない状況になっているということです。利用者の方によれば、少なくともここ2年以上は切れたままになっているということですが、現状はどうなっているでしょうか。また、なぜこのような状況になってしまっているのか、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 金平のテニスコートの管理につきましては、夜間照明の一部が不点灯である旨、玉替えの要望をいただいていることは御承知をしております。しかしながら、金平テニスコートの夜間照明は水銀灯であるため、平成25年10月10日、水銀による汚染防止を目指した水銀に関する水俣条約が、国際環境計画の外交会議で採択、署名されました。これによりまして、一般照明用の小型水銀等につきましては、水銀含有量に関係なく、製造、輸出、または輸入が2021年度から禁止となり、以降は在庫のみの対応となっております。
市内業者2社に、水銀灯の玉替え等の相談をいたしましたが、メーカーにつきましても、生産終了のため仕入れることが不可能である旨の連絡を受けておりまして、現在、玉替えができない状況になっております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、今後ナイター照明をLED化する可能性についてお伺いします。LED化する可能性、見込みがあるかどうか、お考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 市といたしましても、各施設の夜間照明のLED化を今現在、図っているところでございます。現在LED化が進んでいる施設につきましては、浜町テニスコートと中央小学校の2か所が既に済んでおりますが、まだ未実施施設につきましては、公園グラウンドや球場、三谷グランド、金平テニスコート、蒲郡北部小学校、塩津小学校などがございます。
LED化につきましては、多額の財源が必要となります。また、各施設の修繕につきましても、いろいろと手を入れておりますが、追いついていないのが現状でございます。優先順位と安全面を考慮しまして、改修工事等を随時、行っていきたいと考えております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では次にコートについてです。コートについても、管理が行き届いていないというお話をいただいております。メンテナンスができていないため、ボコボコでイレギュラーが当たり前のように発生すると。イレギュラーというのは、予想外のバウンドをするということですが、当たり前のように不規則にバウンドしてしまうということで、テニスをする環境としては、とても耐えられない状況になっているということです。コートの管理については、どのような状況になっているでしょうか。お伺いします。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 金平のテニスコートにつきましては、令和元年度に、ハードコートからクレーコートに変更したということで、新しく改修工事が済んでおりますが、それ以降につきましては、大きな工事等はしておりません。
ただ、やはり管理していく中で、やはりいろいろなところが傷んできますので、そこにつきましては、例えば土を入れたりとか、いろいろなところで手を入れてはおりますが、先ほども言ったとおり、追いついていないのが現状でございます。今後、管理をしっかりとやっていくような形でいきたいと考えております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 テニスコートのタイプについては、現状のクレーのコート以外にも、ハードコート、人工芝、また可能かどうかは別として、天然芝も考えられると思います。このうち人工芝は、マイクロプラスチックの問題や、人体への健康面への影響が懸念されることから利用されるべきではないですし、天然芝のコートは素晴らしいとは思いますが、恐らくメンテナンスの費用が膨大で、さすがに現実的ではないと考えられます。そうなると、クレーのコートは現状すでに管理ができていないという状況を踏まえるのであれば、ハードコートに戻すほうが、むしろ全体の費用としては安価で、また管理もしやすいのではないかと。ハードコートに戻すということが選択肢として残るのではないかと、検討できるのではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 テニスコートにつきましては、先ほども申し上げたとおり、令和元年度にハードコートをクレーコートに変更した経緯がございます。この変更につきましては、協会等の意見等を聞いた中で、変更したという経緯がございます。今後、もしまた大規模な工事改修をするということであれば、また現場の意見として、そういう協会だとかそういったところに、検討、協議をさせていただいた中で、いろんな意見を聞いて、最終的には決定していきたいと思っております。
以上でございます。
◆藤田裕喜委員 この項目の冒頭に、市民体育センターと、他のグラウンドやテニスコートなどの施設に関して、一括して管理をお願いしているというお話がありましたが、一括しているがために、管理が行き届かない施設が出てしまっているのではないでしょうか。一括で管理をお願いするのではなく、個別に予算を確保して、きちんと管理すべきではないでしょうか。お考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 現在、9施設一括で管理をしておりますが、9施設を別々に管理しますと、予約の関係だとか、人件費、コスト等を含めて、やはりコスト、経費のほうがかかるというような考えの下に、今、9施設まとめて一括で施設管理のほうにいたしておりますので、現時点ではこのような考えでございます。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今後も金平テニスコートは、市民の皆さんに利用していただけるように、管理は維持していく方向性でしょうか。現時点でのお考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 スポーツ推進課長。
◎大岡雅道スポーツ推進課長 できる限り手を入れながら、管理をしていきたいと思っております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今後も金平テニスコートを使っていくのであれば、しっかりと管理をしていくべきであると思います。改めてどういう対策、対応が必要なのかということも含めて、検討いただきたいというふうに思います。この件については以上です。ありがとうございました。