◆藤田裕喜委員 続きまして、139ページ、7款土木費、5項3目の4番、施設維持管理事業費のうち、(11)公園長寿命化対策支援工事費、3,208万8,100円についてお伺いします。
まず、事業費の内訳についてお伺いします。昨年度は、どの公園でどのような工事を実施したか、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 公園長寿命化支援対策工事費は、西田川公園及び天白公園の老朽化が進んでいる施設遊具につきまして、安全性を確保するために更新を行っております。事業の内訳としましては、西田川公園の遊具を複合遊具に更新するための工事費として1,704万円、天白公園の遊具を複合遊具に更新するための工事費として1,205万円、施設遊具の撤去工事及び支障となる樹木の伐採工事費として300万円となっております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に、この公園長寿命化計画の進捗についてお伺いします。今年度、工事を予定している公園はどこか、また、当初の計画通りに進行しているか、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 今年度の実施を予定している公園としましては、星越公園、寺戸公園、薮田公園、前田公園の4か所となっております。
計画の進捗状況としましては、この事業につきましては、令和3年度から開始しました国の補助金を活用して実施しているものでございますが、補助金の差税率、これが毎年計画を下回っていることで、この事業につきましても、少しばかり遅れが見られております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今年度、向山公園の遊具について更新の工事が予定されていたと思いますが、現時点ではどのような予定になっているかお知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 向山公園につきましては、当初、令和5年度の更新工事を計画しておりましたが、後ろに計画が今ずれ込んでいる関係で、現時点では令和7年度の実施を予定しております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 実は向山公園の遊具に関して、地元のお子さんからお手紙をいただきました。委員長の許可をいただいておりますので、現物を持ってまいりました。ここで読み上げさせていただきます。藤田裕喜さんへ。向山公園のぞうさん滑り台を壊さないでください。何でかというと、意味があるからです。ぞうさん滑り台の中で、おままごとやピクニックや一休みできるからです。あと、お店屋さんごっこができるから、壊さないでください。もし壊すなら同じものを作るか、ちょっと工事して上の滑り台を取るか、登るところを階段にするか、壊してコンクリートで休める風通しのいい遊具を作るのか、他の蒲郡市内の公園に置いても大丈夫です。とにかくぞうさん滑り台を壊さないでください。というお手紙でした。まず自分の考えや思いを文章にまとめて、人に伝えるという行動まで起こしたことが、何より素晴らしいことであると思います。教育長、三谷小学校には本当にいいお子さんがいらっしゃいますね。ほとんど平仮名で書かれていますので、多分、低学年の子かなというふうに思います。お手紙の現物にはぞうさんのイラストが書いてあります。いかに思いがあるかと、いかにこの子の思いが強いかということがよく分かるお手紙だなというふうに感じます。そして、単に壊さないでほしいと一方的に要望をするのではなく、具体的にいくつもの提案を考えていただいておりますし、私はこれどれも参考になるアイデアばかりだなというふうに思います。
ここで、まずお伺いします。向山公園の遊具の更新について、このお子さんが言うように、再度、考え直していただくということはできないでしょうか。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 ここまで遊具に対しまして意見をいただけるというのは、大変、管理者としてはありがたいことだと思っております。ただ、一方で安全で安心して御利用いただくという点が、管理者としては第一だと、その一方でも考えておりますので、この点についてはなかなか難しいことだと思っております。
現在進めております公園長寿命化対策支援工事費、これは先ほど御説明しました国の補助金を活用して実施しているものですが、この対象となる工事というのは遊具というのは遊具の健全度調査の判定結果によって対象になるや否かを判定しております。この今、話のありましたぞうさん遊具は、そこからやはり対象になってしまっているものということでございます。これは道具の安全に関する基準というものが、日本公園施設業協会が定めているものなのでございますが、ここにやはり適合していない。既存の遊具では、やはりこの基準に適合しないものが多くありまして、今回もその例に漏れないということになっております。やはり基準に適合しないものは見直していくべきものとして、私どもは今回、更新等を行っていきたいと考えております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 向山公園のこのぞうさんの遊具については、私が小さかった頃から自分自身も遊んだ遊具でございまして、自身も大変思い入れのある懐かしい思い出深い遊具です。また私の子供も同じ遊具で遊んでおり、世代を超えて地元の親にも子供たちの記憶にも刻まれた、大事な大事な遊具であると思いますし、こうした体験を持っている方は、近所の方には決して少なくないだろうというふうに思います。
そこでもう一度お伺いしますが、この向山公園の遊具の更新について、再度見直すというお考えはないでしょうか。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 大変思い入れがあるということで御理解はできますが、公園管理者としましては、重ねてやはりお願いしたいところであると思っております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 見直しが難しいのであれば、せめて地元の小学校の子供たちに対してきちんと説明する機会を設けていただけないでしょうか。できれば授業を通じて、子供たちに古くなってしまった遊具の問題や危険性を学んでもらい、その上で理想の遊具、あるいは公園にほしい遊具、どんな公園にしたいかなど、子供たちに考えてもらって提案をしていただくと。そういう学びの場をせめて設けていただけないかと思います。子供たちにとっても素晴らしい機会、素晴らしい学びの場になると思います。いかがでしょうか。お考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 都市計画課長。
◎鷹巣央佳都市計画課長 これまで、公園が小学校に隣接する場合など、公園利用者が明確な場合には、小学校の児童を対象としましたアンケート調査などを行いまして、御意見を伺う機会を設けてきました。今回、向山公園の立地を考えますと、どの小学校は近いのかというところが微妙ではありますが、利用者の意見を伺うことを考えてまいりたいと思っています。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 お手紙をくださった子は三谷小学校のお子さんでいらっしゃいますし、また学区としても三谷小になるので、私としては三谷小の子のほうが多いのではないかなというふうには思いますが、そうした機会を作っていただくよう何とか御検討をお願いしたいと思います。子供たちの思いをむげにしないよう、子供たちの思いを何とかしっかりと汲んでいただきまして、御検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。この件については以上です。