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つまもの栽培における害虫対策の補助金について(2024年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 続きまして、同じく113ページの農業振興事業費のうち、(8)農産物害虫防除対策事業費補助金40万円についてお伺いします。まず、事業内容についてお伺いします。特に対象となっている農産物は何か。また、害虫防除にはどのような方法を取っているのか。また、そもそも何に対する補助金なのかということを含めてお知らせいただけますでしょうか。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 事業内容につきましては、ツマギクなどのつまものを対象とし、農薬の使用低減に一体的に取り組む産地づくりを推進し、高品質な地域ブランド化の製品の育成による他産品との差別化を図るため、つまもの栽培農家で組織する農事組合法人三河温室園芸組合が実施する害虫防除対策事業に対し補助金を交付するものでございます。補助対象はつまもの栽培で使用する害虫防除資材で捕虫器の導入に対して補助を行っております。補助率は対象経費の2分の1、40万円を限度額として交付しているものでございます。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業の成果についてですが、どのような状況でしょうか。補助金を受けた方の人数や、また、どのような捕虫器を購入されたのかお知らせいただければと思います。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 令和5年度の実績につきましては、10名の組合員を対象にLED捕虫器29台の購入に対し補助金を交付いたしました。補虫器を導入することで、ハエや蚊など光に向かって飛んでくる害虫がよく捕獲され、害虫被害が軽減されたと報告をいただいております。また、従来使用していた捕虫シートと比較して作業時間の短縮、負担軽減にもつながったと聞いております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業の課題と考えられることをお知らせいただけますでしょうか。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 本事業の課題につきましては、今回導入した補虫器はハエや蚊など光に向かって飛んでくる害虫に対しては一定の効果が見られた一方で、アザミウマのように余り飛べない害虫に対しては捕獲率が悪く大きな効果が見られませんでした。アザミウマのような害虫に対する対策については、本事業の課題であると考えております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 アザミウマという虫ですが、これは体長1、2ミリと大変小さくて見つけにくい、かつ大量発生しやすいという特徴があるそうです。花粉を食べたり植物の中の汁を吸ったりして被害に遭ってしまうということですが、そうなると葉の全体が斑点状に変色してしまうと、かなり厄介な害虫として知られているようです。引き続き対策を検討する必要があるように感じられますが、本事業の今後の方針についてお考えをお聞かせください。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 農産物害虫防除対策事業費補助金につきましては、ツマギクの産地維持及び発展に必要な取組であり、課題に対する対策を検討しながら今後も継続してまいりたいと考えております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 よく分かりました。私もぜひこちらの事業についても引き続きの支援が必要だと思います。今後も応援をしていただければと思います。どうぞよろしくお願いします。この件については以上です。

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