◆藤田裕喜委員 では、お願いします。91ページ、3款民生費の2項2目の8番、一般管理費の(3)日本スポーツ振興センター共済掛金44万8,275円についてお伺いします。
まず、この掛金の内訳についてお伺いします。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 日本スポーツ振興センター共済掛金ですが、市内公立保育園15園の園児について、保育園活動中にけがや事故があった場合に給付金を支払う制度になります。
掛金は、保育園児の場合、1人分の年額が365円、生活保護世帯の場合は55円となります。決算額の44万8,275円は、1,229人分の掛金となります。
なお、掛金には保護者負担金があり、1人210円、生活保護世帯の場合は自己負担なしとなっております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に実績についてですが、ここ数年の実績につきましてお知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 実績につきましては、日本スポーツ振興センターに給付申請を行ったものになりますけれども、過去3年分の実績で申し上げます。
令和3年度は、給付件数が30件、給付を受けた金額は44万1,497円です。令和4年度は、給付件数34件、給付を受けた金額は26万5,644円。令和5年度は、給付件数が41件、給付を受けた金額は43万7,124円となっております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 具体的にどのような事故があったのか、幾つか事例を御紹介いただけますでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 令和5年度に起きました事故といたしましては、保育園の登り棒の頂上まで上ったときに油断をして、両手を離して、右腕を地面に強打する体勢で転落をして、右肘を骨折したという事故、それから、木の根っこにつまずいて転倒して口を打ち、歯の脱臼の疑いというような事故、遊具を飛び越えようとしてつまずいて転倒して鎖骨にひびを入れたというような事故などが起きております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 結構重大な事故というか、重そうな事故が起きているという印象を受けましたが、その中で救急搬送されるような事故や命に関わるような重大な事故はなかったでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 ここ数年では、救急搬送されるような事故ですとか、また、命に関わるような重大な事故というのは起きておりません。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、少し前ですが、報道で御覧になったような給食を喉に詰まらせてしまったというような事例については市内では発生していないでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 給食を喉に詰まらせてしまうというような事故も起きてはおりません。「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」というのがございますが、こちらでは、誤嚥、窒息につながりやすいため給食で使用を避ける食材とされているプチトマトですとか球状のチーズ、ブドウ、白玉団子などは、保育園では提供しないようにしております。
また、年齢に合わせた食材の刻み方、調理方法にも配慮をしております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、事故があった場合の保育士の対応についてお伺いします。原則、どのような流れになっているかお知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 まずは状況を確認し、緊急性が高い場合は緊急通報をいたします。緊急性が高くない場合であれば事務室へ園児を運び、応急処置を行います。そして、保護者に連絡を行い、発生状況やけがの状態を伝えて病院受診を依頼します。園児の様子が変化しないかを見守りつつ保護者のお迎えを待ちます。保護者が病院を受診する際にスムーズに受診できるように、必要に応じて園から病院への連絡なども入れたりしております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、今後の事故の再発防止策についてお伺いします。保育園における危険箇所のチェックや点検、また、修繕などの頻度はどのようになっているでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 再発防止策としましては、保育園内でソフト面、ハード面、環境面、人員配置の観点から事故防止の要因を分析して、改善策を話し合い、再発防止に努めています。
保育園の危険箇所など施設の様子については、日常業務の中で保育士が常に気にかけているところであります。具体的な点検につきましては、月に一度、副園長や担任が施設設備点検票に基づいてチェックを行っております。
具体的には、窓ガラスなどに損傷はないか、戸棚の中の物の落下の危険はないか、はさみなどの用品は安全に保管されているか、園児が入り込んでしまうような隙間はないかなどをチェックしております。
遊具については、日常点検のほかに、年に1回、専門業者に委託をし、点検を受けています。修繕は、日常のチェックや専門業者の点検によって、危険があれば、その遊具を使用しないようにし、速やかに修繕を行っております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 状況は大変よく分かりました。重大な事故は起きていないということでしたが、今後も安全対策をしっかりと進めていただくようお願いしたいと思います。この件については、以上です。