◆藤田裕喜委員 続きまして、71ページ、2款総務費1項総務管理費8目安全対策費のうち、5番自転車乗車用ヘルメット購入補助金210万円について、お伺いします。
予算大綱説明におきまして、交通安全対策として自転車の交通事故被害の軽減を目的にヘルメット着用の推進を図るため、自転車用ヘルメットの購入補助を実施するとあります。これは、具体的にどのような事業を実施する予定でしょうか。まず事業の内容について、お知らせいただけますか。
○喚田孝博委員長 交通防犯課長。
◎池田高啓交通防犯課長 事業内容について説明させていただきます。愛知県におきましては、交通事故死者数は過去5年間で約30%減少しております。ただ、自転車に関する交通事故の割合は増加傾向にあります。そこで、現在、新年度に向けて、愛知県において自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例制定を準備しております。
これに伴い、愛知県において、自転車乗車中のヘルメットの着用を促進する目的で、自転車乗車用ヘルメット着用促進事業補助金を創設する準備をしております。本市においても、新規施策にも掲載がありますが、愛知県の補助金を活用して、安全認証の補助対象の自転車乗車用ヘルメットの購入に要する費用の2分の1、上限2,000円を購入者に補助することを考えております。
対象につきましては、市内在住の児童・生徒・高齢者となっております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 御紹介いただきました令和3年度主要新規事業にも記載がありますが、補助対象となっている安全認証のあるヘルメットですが、これは幾つもの種類があるようですが、これらは、例えば市内の自転車店で通常手に入るようなものでしょうか。
○喚田孝博委員長 交通防犯課長。
◎池田高啓交通防犯課長 今回の補助対象ヘルメットにつきましては、SGマーク、JCFマーク、CEマーク、GSマーク、CPSCマーク等の安全認証が付いたヘルメットが対象となります。
まず、一番購入対象者となる中学生が、従来多く使用しているヘルメットにつきましては、この安全認証のヘルメットではありません。今後、市内で一般に自転車乗車用ヘルメットを購入する場合には、自転車販売店・量販店・学用品店が想定されます。事前に私どもで今回、補助対象ヘルメットの販売を確認したところ、一部の自転車店では取扱いがありましたが、学用品店では、今回の安全認証の付いたヘルメットの取扱いはありませんでした。
そこで、今回の施策について、事業決定次第、市内の自転車販売店・量販店・学用品店には販売の準備をしていただけるよう資料の準備をしております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。
事業費210万円についてお伺いしたいのですが、これはどのような根拠に基づく数字でしょうか。何人ぐらい、あるいは何個ぐらいのヘルメットの購入が想定されているでしょうか。
○喚田孝博委員長 交通防犯課長。
◎池田高啓交通防犯課長 事業費につきましては210万円となっております。児童・生徒さんの想定が780名、高齢者につきましては270名と、合計1,050名の想定をしております。
これも新規施策なので、購入意向調査等について、事前に調査することはなかなか難しかったですが、今回の補助対象者は児童・生徒、高齢者となります。愛知県内で今回の自転車乗車用ヘルメット着用促進事業費補助金制度を導入する自治体において協議の中で、対象者の中に特に新たに中学生で自転車通学となる生徒さんについては、今回の補助対象ヘルメットの購入の意向が強いだろうという想定で、今回の積算を行いました。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 本事業費についてですが、例えばチラシの作製といった施策のPRのための費用などには使わないということでしょうか。210万円の全額がヘルメットの購入補助に充てられるという理解でよいでしょうか。
○喚田孝博委員長 交通防犯課長。
◎池田高啓交通防犯課長 今回の事業につきましては、チラシ等の費用には使わず、交通防犯課にてチラシを作って、周知していきたいと考えております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今後の展開についてお伺いしたいのですが、本事業の推進に当たっての考え方やすでに実施している交通安全教室などの交通安全に関係する事業との連携などをどのように進めていく予定か、お知らせいただければと思います。
○喚田孝博委員長 交通防犯課長。
◎池田高啓交通防犯課長 現在、本市においては、愛知県、近隣市町村とも情報共有しながら、蒲郡市自転車乗車用ヘルメット着用促進事業費補助金交付要綱の創設の準備をしております。新年度に向けて、この施策について広報がまごおり・ホームページ・安心ひろめーる等を通して、周知・徹底していきたいと思っております。
従来、交通防犯課におきましては、市内の各小学校において自転車の安全な乗り方教室を開催しております。また、老人クラブ連合会の協力の下、高齢者の交通安全教室、高齢者の自転車の安全な乗り方教室等も開催しております。そうした機会には、ヘルメットの重要性をより具体的にお話しする機会となるので、警察・交通安全団体・交通安全各地区の推進協議会の皆さんとも連携し、事業を推進していきたいと考えております。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。中学生、特に子供たちにおいては、自転車のヘルメットというのは、安全に大変重要な役割を果たすと思いますので、これまでの事業とも連携しながら、ヘルメットを着用するという良い習慣付けの機会になるといいと思います。ぜひ推進していただくようお願いします。ありがとうございました。