何をしているの?

市民病院の看護師寮について(2025年3月・予算委員会)

  • LINEで送る

◆藤田裕喜委員 次に、予算説明書の399ページ、収益的収入の1款2項5目の2、その他医業外収益8,268万5,000円についてお伺いします。
 まず、その他医業外収益にはどのような収益が含まれているのか。主なもので構いませんので、概要をお知らせいただけますでしょうか。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 その他医業外収益の内訳の主なものですが、医師住宅の借入れの自己負担分2,040万円、売店などテナントからの病院施設使用料1,320万円、看護師寮の家賃収入348万円などとなっております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 今回、その中でも、今、御紹介いただきました看護師寮、看護師宿舎の状況についてお伺いしていきたいと思います。
 市民病院の目の前にある看護師宿舎ですが、今現在、どのくらいの方が使っていらっしゃるのか。また、収益として見込んでいる額、つまり家賃は月額幾らかなど、内訳についてお知らせいただけますでしょうか。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 令和6年度当初の入居者は29名でしたが、年度途中の退寮もありますので、3月1日現在では21名となっております。家賃は月額1万円です。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 この看護師宿舎はどういう方が使っているのか。入居のための条件などがあるのか。また、使っているのは看護師に限られているのか、お伺いします。また、これは看護師に対する福利厚生の一環という理解でよいでしょうか。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 単身の看護師または施設管理者の承認を得た方が利用できます。入居期間は、入居後3年以内としてございます。福利厚生の一環という理解で大丈夫だと思います。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 看護師宿舎に入居しない看護師の方々で、ほかのアパートなどに暮らしている方々に対しては家賃の補助や手当などが支給されているのでしょうか。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 蒲郡市職員の給与に関する条例により、我々市職員と同等の住居手当が支給されております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 次に、部屋の造りについてですが、全て同じ造りになっているのでしょうか。独身用とか家族用など種類があるのでしょうか。また、どのくらいの広さがあるか。全部で何室あるかも含めてお知らせいただければと思います。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 部屋の造りは、基本的に全て同じでございます。部屋数は32室、各部屋の面積は約30㎡であります。入居される方が単身に限定されるので、全て単身用となっております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 この看護師宿舎はいつ建設された建物でしょうか。また、最近の修繕の状況と新年度に予定している修繕があれば、併せてお知らせいただければと思います。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 病院敷地内にあります看護宿舎は平成9年10月に建設されました。近年では令和3年度に集合インターホン設備の更新、令和6年11月には共用部の照明器機をLED化しました。また、各部屋の設備は随時更新しており、6年度中にもエアコンを5部屋、トイレ6部屋、コンロ3部屋、照明器具1部屋の設備を改善いたしました。令和7年度におきましては、建物全体に関わるような修繕は予定しておりませんが、今後も順次、各部屋の設備を更新しつつ、長期的に利用できるようにするため、適切な時期に大規模な外壁改修などの修繕を実施して適切な管理を行ってまいります。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 耐用年数はどのくらいであると見込んでいるでしょうか。また、今後、建て替えるということも見込んでいるのでしょうか、お伺いします。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 今後の利用計画ですが、使用目標年限を80年とし、施設の延命を図ることとしております。新しい看護宿舎の建設となりますと、全体の敷地利用計画を考慮する必要がありますので、単体で計画することは難しいと考えております。生活環境を整えることが働く場としての魅力向上につがるよう、引き続き施設維持管理を進めてまいります。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 80年と聞いて大変驚きました。使用目標年限とはいえ、80年という設定は本当に大丈夫なのでしょうか。目標どおりであれば、あと50年以上も使い続けるということですが、これで大丈夫なのかどうか、お伺いします。

○来本健作委員長 管理課長。

◎廣中利則管理課長 80年建物を維持するためには、適切な時期に老朽化の進行を防ぐための改修工事を実施する必要がございます。看護師宿舎は築28年が経過しておりますので、今後、躯体の保護として屋上防水や外壁改修工事を実施し、建物の健全な維持に努めてまいります。また、長く使用するためには、建物の健全度、特に躯体の状態が重要となります。躯体の状態につきましては、建物のコンクリートのコアを抜き取って、コンクリート圧縮強度試験や鉄筋の腐食状況等の確認が必要となりますので、こちらにつきましても将来検討することとなると思います。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。どのような宿舎であるか、また、きれいで使いやすい、暮らしやすい建物であるかということは職場としての魅力に直結すると思いますし、新しくてきれいな建物を使いたいというふうに感じる方も多いと思います。長期にわたって使っていくという方針に大きな異論はありませんけれども、ぜひ計画的な修繕や改修を随時進めていただくようお願いしたいと思います。この件については以上です。
 以上で終わります。どうもありがとうございました。

  • LINEで送る