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里山整備に関する補助金について(2025年3月・予算委員会)

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◆藤田裕喜委員 続いて、予算説明書の145ページ、5款2項4目の2、森林整備促進事業費のうち、(2)里山林整備事業費補助金300万円についてお伺いします。
 蒲郡市の森林政策については、令和2年3月の予算委員会で初めて取り上げさせていただいて以降、森林環境税、森林環境譲与税の使途について、また森林経営管理制度について、何度となく事業の進捗について確認をさせていただきました。
 今回ようやく新たな事業といたしまして、里山の整備に関する補助金を創設されるということで、大変うれしく思っております。具体的な内容について、お伺いしていきたいと思います。
 まず、本予算の内訳についてお伺いします。また、補助金の支給件数について、想定や見込みなどがありましたら、お知らせいただければと思います。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 里山林整備事業費補助金につきましては、土砂崩れや倒木などによる被害を防止するため、住宅の周辺にある里山林において伐採、撤去等の整備に関わる経費に対して補助を行うもので、補助額は対象経費の2分の1で、上限100万円になります。
 また、補助金の支給件数につきましては、1件当たりの金額によりますが、3件から5件程度を想定しております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 主要新規事業の冊子には23ページに記載がございますが、これによると住宅の周辺にある里山林が対象ということですが、なぜ住宅の周辺に限っているのかお知らせいただけますでしょうか

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 里山林整備事業につきましては、土砂崩れや倒木等による被害防止を目的としていることから、被害を受ける可能性が高い住宅周辺の里山林を対象としております。
 住宅から離れた山間部の森林につきましては、森林経営管理事業の中で間伐等の整備を続けてまいりたいと考えております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 次に、土地所有者が行う里山林の整備が対象ということですが、これは土地所有者本人が作業しなくてもよいかどうか、例えば造園業者や他の市町の森林組合、あるいはボランティア団体や地域の団体、個人の方などに委託するなどして作業をしてもらってもよいのかどうか、お伺いします。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 里山林の整備の実施につきましては、専門知識を有する造園業者や近隣市の森林組合などに委託しても全く問題ありません。
 また、ボランティア団体や地域の団体に委託する場合も補助の対象になります。
 なお、土地所有者や地域住民が自ら整備を行う場合も補助の対象になりますが、その場合は、補助額は1アール当たり1万円になります。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 補助対象として、伐採、撤去、処分、植林等の費用とありますが、具体的にはどのような経費が対象となるでしょうか。いくつか具体例をお示しいただければと思います。

○来本健作委員長 農林水産課長。

◎永島勝彦農林水産課長 身近な里山林の整備に際し、枯れ木や倒木、放置竹林などの伐採撤去処分及び植林などの業務を造園業者や森林組合等へ委託する場合、その委託料が補助対象になります。
 また、委託料の内訳としては、作業員の人件費や燃料代、高所作業車の使用料などが含まれると考えております。
 以上です。

○来本健作委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。今回は、住宅の周辺に限定した里山林の整備が対象ということですが、ぜひ今後は住宅の周辺に限らず、里山林を整備するための補助金として、対象の範囲を拡大していっていただくということも、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。
 この件については、以上です。どうもありがとうございました。

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