◆藤田裕喜委員 では、お伺いします。予算説明書の133ページ、一般会計歳出の4款2項2目の3、中間処理費のうち、(2)リサイクルプラザ管理運営事業費1億3,572万9,000円についてお伺いします。
この件につきましては、令和5年9月の決算委員会でも取り上げさせていただきましたが、前回よりも、もう少し詳しくお伺いしていきたいと思います。
まず、本事業費の事業内容と費用の内訳について、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 環境清掃課長。
◎千賀保幸環境清掃課長 リサイクルプラザでは、回収した不燃ごみ、粗大ごみや資源ごみの破砕選別等を行い、選別された資源物につきましては、再資源化業者等にて資源化するなど、廃棄物の適正処理を行っております。
お尋ねのリサイクルプラザ管理運営事業費につきましては、リサイクルプラザの維持管理や運営に必要な事業費1億3,572万9,000円を計上させていただいており、その主な内訳としましては、リサイクルプラザの運転業務や定期点検業務などの委託料7,834万4,000円や、各種修繕料2,479万6,000円、シルバー人材センター派遣職員によるごみ資源受入処理業務手数料2,738万3,000円を計上させていただいております。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今お知らせいただきました内訳の中でシルバー人材センター派遣職員による、ごみ資源受入処理業務についてお伺いいたします。
まず、具体的にどのような作業をしていらっしゃるのか。手作業で分けているのか。機械を利用しているのかどうかという点。また、何名の方が作業に従事していらっしゃるのか、お知らせをいただければと思います。
○来本健作委員長 環境清掃課長。
◎千賀保幸環境清掃課長 資源ごみにつきましては、地域の資源ステーションからクリーンセンターに搬入され、このリサイクルプラザにおいて分別作業を行っております。
お尋ねの分別作業でございますが、主にシルバー人材センター派遣職員が行い、分別の品目ごとに選別し、再資源化業者に引き渡しております。
具体的な作業工程でございますが、主な資金物についてご説明申し上げます。白いかごに出された瓶につきましては、キャップやビニールなどのガラス瓶以外のものを手選別により除去し、その後、ガラス瓶のうち、一升瓶やビール瓶などのリターナブル瓶を選別しています。
また、残った瓶類につきましては、選別機械を利用し、無色透明の瓶、茶色の瓶、その他の瓶に選別して再資源化業者に売り払っております。
次に、青いかごに出された缶につきましては、かごの中に混在している可燃ごみなどを手選別で除去し、さらにスプレー缶を別容器に移した後、穴あけ作業を行います。
その後、資源物となる缶を金属圧縮機で圧縮して再資源化業者に売却しております。
そのほか黄色いかごの壊すごみ、赤いかごの埋めるごみ、茶色いかごの金属類に出された破砕ごみや不燃ごみにつきましては、こちらも手選別により、不燃ごみピットに投入するごみ、ガラス容器や陶磁器などの埋立てごみ、携帯電話や電卓など小型家電、蛍光灯、金属資源とするものなどに分別し、有価物につきましては売却をしております。
次にリサイクルプラザの従事者数でございますが、シルバーの皆様、総勢24名に御登録いただき、順番に従事していただいております。
1日の作業でいいますと、瓶や缶の選別につきましては、8名のシルバー職員で、午前8時30分から午後3時まで作業をしております。
また、壊すごみ等の選別につきましては、3名のシルバー職員で、午前8時30分から午後4時まで作業を行っております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 詳細に御説明をいただき、ありがとうございます。
お聞きした内容ではかなり手作業の比率が高いようですが、相当な手間がかかっているのではないかと思います。正確に分別ができているのかどうかお伺いします。
○来本健作委員長 環境清掃課長。
◎千賀保幸環境清掃課長 リサイクルプラザに搬入される資源ごみ等は、その処理量も多く、また間違った分別で出されたごみも混在しております。そのため、手作業では大変手間のかかる作業であると認識しておりますが、その日に回収された資源物は、シルバー職員によって、その日のうちに選別作業を完了しており、また、選別の正確性につきましても、あらかじめ設定した選別の種類どおりに選別作業を行われており、適正に再資源化業者等に引き渡すことができております。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 熟練した職員さんの作業であれば精度が高く正確に作業されているだろうと思いますが、最近では画像認識、画像識別ができるAIを利用して、ごみの分別をしている事例もあり、機械による判定であってもかなり正確に分別ができるようになってきているようです。
職員の方々には、機械化、自動化ができない工程について、つまり人間にしかできない作業に重点的に注力をしていただくということで、さらなる効率化を図っていくこともできるのではないかと思います。お考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 環境清掃課長。
◎千賀保幸環境清掃課長 御提案の分別作業の機械化やAIの利用につきましては、現在のところ実施の予定はございません。
リサイクルプラザにつきましては、平成12年3月に供用開始して以来、25年ほどが経過しておりますが、具体的な長寿命化計画がないことから、設備機器の維持管理及び適切な修繕によりまして、施設の延命化を図っているところでございます。
引き続き、既存施設での処理を継続する中で、設備機器の更新等を計画していく必要がございますが、併せて分別作業等の各種作業工程につきましても、機械化や自動化できないか、リサイクルプラザの効率的な実施方法を考えてまいりたいと思います。
以上でございます。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ぜひ御検討をお願いしたいと思います。この件については以上です。ありがとうございました。