◆藤田裕喜委員 続いて予算説明書の105ページ、一般会計歳出の3款2項1目の4子ども家庭支援事業費のうち、(4)こども食堂運営費補助金96万円についてお伺いします。まず、予算額96万円の内訳についてお伺いします。こども食堂の参加人数によって補助額が異なっていますが、具体的にどのような中身になっているか、どのような想定をしているか、お知らせいただけますでしょうか。
○来本健作委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 子ども食堂への支援の拡充を目的に事業、事業予算を本年度の72万円から96万円に増額しております。補助の金額としましては、本年度までは子ども食堂1回あたり、開催1回あたり子供参加人数が9名以下の場合2,500円の補助、10名以上が1回当たり5,000円としていましたが、参加人数の多い団体もあることから、来年度からは、20名から29名の場合、1回あたり7,500円、30名以上の場合1万円とし、利用できる子供の数が多い場合の補助額を拡充をいたします。
予算の内訳といたしましては、10名から19名利用が2団体、20名から29名が4団体、30名以上が2団体と想定をして予算を積算をしております。
以上です。
◆藤田裕喜委員 開催回数の上限や支給金額の上限などが設定されているのか、また上限を超過したらどうなるのかお知らせいただけますでしょうか。
◎高橋晃子育て支援課長 開催回数の上限はありませんが、補助金には上限額がございます。1開催日当たりの子供の平均利用人数が9名以下の場合は、1年度において上限額が6万円、10名から19名が、上限が12万円、20名から29名が18万円、30名以上が24万円となっております。
なお、補助金は予算の範囲内で交付するものとしております。
以上です。
◆藤田裕喜委員 これまでも市内全ての子ども食堂が補助金の交付を受けているわけではないと思いますが、この背景にはどのような理由があるとお考えでしょうか。
◎高橋晃子育て支援課長 補助金の交付を受けてない団体については、子ども食堂運営事業補助金要綱に合致しない。例えば月1回以上開催しないとか、子供の過ごす場所としてのレクリエーションの活動が十分でない場合などがあると考えています。
また本市以外の補助金を活用しているため、申請しないというケースもあるのではないかと思います。以上です。
◆藤田裕喜委員 私もこれまでいろいろな子ども食堂に参加をさせていただきましたが、補助金を受けていないという方々から聞くのは、書類の作成がなかなか難しいというお話でした。どこが難しいかというと書類には参加者数や提供食事数、またそれにかかる予算を記入することになっているのですが、これらの内容はやる前から想定することがなかなか難しく、やってみないと分からないという点だということです。毎回の参加者数にも大きな差があって、波が生じることも予想されるため、それを年間通じてどのくらいの参加者になるか、どのくらいの費用になるかということは、書類提出の段階では事前には分からないし、したがって提出書類としてまとめることなども難しいというお話でした。
また、食材の価格についても、最近では高騰が続いていますので、書類提出の当初よりもお金がかかってしまうということも容易に想像できます。食材の価格は軒並み上がっていますので、年間を通じて何万円何千円という差が生じることも考えられると思います。これも例えば1年前の今頃には想定などできなかったお話であると思います。
そこでお伺いします。少しでも書類作成、書類提出のハードルを下げるために補助金申請の要綱のどこかに参加者数や費用については、書類提出時点の予定や見込みでよい旨の説明を追加していただくということや、申請した内容に変更があった場合の対応について、詳しく書いていただくなどの説明を追加していただけないかと思います。
お考えをお聞かせください。
◎高橋晃子育て支援課長 交付申請額につきましては、実施団体において年間の実施回数、食事の提供数を見込みで検討していただき補助金の交付申請手続をしていただきたいと考えておりますので、補助金の申請手続等について記載をしておる募集要項というのがございますけれども、こちらには年間の実施回数、食事提供数については、見込み数で記入していただくことなどは追記させていただきたいと思います。
以上です。
◆藤田裕喜委員 もう一点お伺いします。提出書類を減らすとか、内容を簡素化するといったことなどはできないでしょうか。また少しでも提出書類を分かりやすくするため、例えば処理書類の記入例や書き方の見本のようなものを作っていただき、ホームページに掲載していただくということはできないでしょうか。
◎高橋晃子育て支援課長 補助金を適切に交付するための必要書類につきましては、蒲郡市補助金等交付規則及び蒲郡市子ども食堂運営事業補助金要綱に定めております。申請書類等につきましては記入方法を分かりやすくするために、申請書類等の記入例を作成をしまして、ホームページのほうには掲載させていきたいと思います。
◆藤田裕喜委員 分かりました。ありがとうございます。
あとホームページのQ&Aについても拝見いたしましたが、こちらは大変充実をしておりまして、詳しく説明があってとても分かりやすく感じました。この内容を募集要項に追加するということはできないでしょうか。Q&Aが別ファイルだと御覧にならないという方もいらっしゃると思います。募集要項は長くなってしまいますが、補助金の仕組みに対する理解も深まると思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。お考えをお聞かせください。
◎高橋晃子育て支援課長 補助金の募集要項とQ&Aは現在別々のファイルでホームページに掲載をしておりますけども、委員御指摘のとおり、募集要項またはQ&Aどちらかしか見てないというようなことも考えられますので、今後は募集要項とQ&A、こちら1つのファイルにして、ホームページに掲載していきたいというふうに思います。
以上です。
◆藤田裕喜委員 ありがとうございます。子ども食堂は定期的に開催されていて補助金の制度も使えるのに、使ってもらえないという状況は大変残念だと思います。多くの方に使っていただけるようぜひ工夫をしていただくことをお願いして、期待したいと思います。
この件については以上です。