◆藤田裕喜委員 次に、予算説明書の97ページ、3款1項3目の1、老人福祉事業費のうち、(2)老人福祉センター指定管理料5,751万4,000円についてお伺いします。
老人福祉センター寿楽荘についてですが、まず、この指定管理についてお伺いします。指定管理者、指定管理の期間、事業の概要についてお知らせいただけますでしょうか。また、併せて新年度の予算の内訳についてお知らせいただければと思います。
○来本健作委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 老人福祉センターの管理者は社会福祉法人蒲郡市社会福祉協議会で、期間は令和7年4月1日から令和12年3月31日までの5年間です。主な業務として、施設管理、入浴をはじめ、各種教室などの事業運営、老人クラブ事務局運営などを行っております。
指定管理予算内訳でございますが、5年間の総額が3億580万8,000円で、令和7年度の指定管理料5,751万4,000円の内訳では、人件費が1,900万1,000円、光熱水費や保険料、送迎バスやカラオケ機器等の賃借料、送迎バスの維持管理費用等の事業費が1,651万4,000円、施設の保守点検、送迎バス運転業務、ボイラー業務、清掃業務等の委託料、修繕料等の事務費が2,199万9,000円となっております。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 内訳の中に修繕料等の事務費が2,199万9,000円とのお話がありましたが、修繕料は具体的には幾らが予定されており、それが指定管理料のうち、どのくらいの割合を占めているのでしょうか。また、修繕費については、今後、増大していくのではないかと感じられるのですが、まずはお考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 指定管理契約におきまして、100万円を超える修繕に関しましては市のほうで負担をすることとしておりまして、100万円以下の修繕に関しては指定管理者側で負担をすることとしております。指定管理料の中には少額修繕がたびたび発生した場合に充てる費用としまして年200万円を計上しております。ただし、残額が生じた場合は、年度ごとに精算をする契約としております。比率につきましては、指定管理全体金額の3.5%弱となります。
なお、修繕箇所の増加を懸念いただいている件につきましては、必要な修繕はしていくという考えですので、指定管理者と協議をしつつ対応してまいります。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、これまでにどのような修繕工事を実施してきたか。また、新年度に実施予定の修繕工事にはどのようなものがあるかお知らせいただけますでしょうか。また、工事を実施した箇所以外でも老朽化が進んでいると考えられるような箇所はあるでしょうか、お伺いします。
○来本健作委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 修繕等の実績ですが、令和2年度に空調設備改修工事を2,745万円、令和3年度にボイラー等設備改修工事を2,201万円、令和4年度に外壁改修工事を1,020万円及び消防設備更新工事として337万円にて実施をしております。令和5年度はトイレの排水管が故障したため、127万円をかけて修繕をいたしました。今年度は大きな改修工事はなく、令和7年度におきましても大規模改修工事の予定はございません。老朽化が進んだ主な箇所はおおよそ手当をしたという見込みをしております。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、耐震診断についてお伺いします。
寿楽荘は既に耐震化の工事は済んでいるでしょうか。また、今後、耐震化の工事は必要ないでしょうか。
○来本健作委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 耐震診断結果につきましては、平成29年度に実施しまして、問題はないという結果をいただいております。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 では、今後について考え方をお伺いします。
寿楽荘は昭和50年の開設で、ちょうど今年で開館50周年を迎えますが、いつまでもこの建物を使い続けるということは難しくなってくると思います。必要な修繕はされているというお話でしたが、いずれ取り壊すなり建て替えるなり、対応をしていかなくてはならないと思います。現時点のお考えをお聞かせください。
○来本健作委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 寿楽荘は鉄筋コンクリート造りで、耐用年数は60年とされておりますので、令和17年に建物寿命を迎えます。今後の個別施設計画に基づく修繕はございませんので、維持管理に努めてまいります。施設自体は古くなっておりますが、先ほど申し上げましたように、肝要な設備部分はおおむね修繕を終えておりますので、新たな故障箇所が発生すれば対応していくという考えでございます。
建て替えに関する今後の方向性につきましてですが、公共施設マネジメント実施計画により、集いの場としての機能の地域移転を検討のうえで、建物寿命に併せて取壊しを予定しております。集いの場として必要な施設がどういう形であるべきかについて、広く意見を聞きながら議論を重ねていきたいと考えていますが、建物寿命までまだ10年ございますので、当面は現存する施設を積極的に活用することに注力してまいります。
以上です。
○来本健作委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。今後の方向性については、ぜひ現在の利用者の方々だけでなく、今後利用者となるであろう世代の方々など、幅広いいろいろな方々の意見を聞いていただき、10年という期間をしっかり使って検討を進めていただきたいと思います。
この件については以上です。