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統一協会に関する大向正義議員の議会質問 その2、および辞職勧告決議の否決まで(2022年12月・市議会定例会)

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令和 4年 12月 定例会
令和4年12月5日(月曜日)

◆大向正義議員 それでは、次は、大きな2番ということでお願いをいたします。
 旧統一教会についてお伺いをいたします。最初に、旧統一教会に対する国の取組について、市が把握していることを順次お聞きします。
 最初に、質問権の行使及び解散命令について、国の動きをお願いいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 新聞報道の内容として市が承知していることを答弁させていただきます。
 文化庁は、11月22日に世界平和統一家庭連合、旧統一教会に対して、宗教法人法に基づく質問権を行使し、12月9日を回答期限として、組織運営や財産・収支に関する書類や帳簿の提出などを求める文書を送付しております。
 また、11月22日の会見で文部科学大臣は、「解散命令請求の適否について適切に判断するためにも、業務などに関して具体的な書類や証拠を伴う客観的な事実を明らかにすることが必要だ」と述べ、調査を通じ、旧統一教会側の行為に「組織性、悪質性、継続性」が認められれば、裁判所への解散命令請求を検討していることを市として承知をしているところでございます。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 それでは次に、養子縁組の問題についてもいろいろ問題になっているというように聞いているわけでありますけれども、それについて、国の対応についてお願いをいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 こちらも新聞報道の内容になりますが、旧統一教会で行われてきた信者同士の養子縁組が、無許可でのあっせんを禁じた民間あっせん機関による養子縁組のあっせんに係る児童の保護等に関する法律、いわゆる養子縁組あっせん法に触れる可能性が指摘される状況にあることから、厚生労働省と東京都は、11月22日に旧統一教会の本部に質問書を送付し、本日、12月5日を期限として、養子縁組を行う際の具体的な手順や、それに関する教団の関与、記録の保管状況などについて文書で回答を求めているということを市として承知をしております。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 それでは、被害者救済と再発防止ということでございまして、それについて現在の国の対応についてお願いをいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 政府は、旧統一教会の被害者救済と再発防止の観点から、法人等による不当な寄附の勧誘を禁止する法案を12月1日に閣議決定をし、今の臨時国会に提出したということを承知しております。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 ありがとうございます。このように、今、旧統一教会においては、このような組織であって、非常に恐ろしいということでありますので、その辺のことをよく認識してほしいなというように思うわけであります。
 次に、蒲郡市名誉市民についてお伺いをいたします。
 名誉市民における旧統一教会との関係についてということで、蒲郡市名誉市民の中で旧統一教会と関係のある方がいるかどうか。市が把握しているということがどうなのか、お聞きをいたします。

○稲吉郭哲議長 企画部長。

◎大森康弘企画部長 現在、蒲郡市名誉市民は9名おられますが、旧統一教会と関係がある方がいるかどうか、市として把握はしておりません。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 それでは、今ちょっと話題になっています蒲郡市名誉市民条例についてでございますけれども、これはどのような条例なのか御説明ください。

○稲吉郭哲議長 企画部長。

◎大森康弘企画部長 蒲郡市名誉市民条例につきましては、昭和48年に制定された条例で、第1条に「本市の市民又は本市に縁故の深い者で、政治、経済、文化その他を通じ社会の進展に貢献し、その事績が特に顕著であり、かつ、市民の敬仰を受ける者については、議会の同意により名誉市民に推挙することができる」と規定しているものでございます。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 次に、旧統一教会との関係を認識して推挙したのかどうか。名誉市民として推挙した際に旧統一教会との関係を認識していたかどうか、お願いをいたします。

○稲吉郭哲議長 企画部長。

◎大森康弘企画部長 先ほど答弁させていただいたとおり、名誉市民につきましては9名おられますが、旧統一教会と関係のある方がいるかどうか、市として把握はしておりません。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 今後の対応ということでありますけれども、先ほどの質問の中で蒲郡市名誉市民条例には市民の敬仰を受けるという文言があったということでありますけれども、現在、名誉市民になっていることについての考えをお聞きいたします。

○稲吉郭哲議長 企画部長。

◎大森康弘企画部長 名誉市民の推挙に当たりましては、これまでの経歴の御功績から、名誉市民にふさわしいと判断した方を議案として提出させていただき、議会の同意を得て推挙させていただいております。
 これまでの名誉市民9名の方々につきましては、名誉市民としてふさわしいものと認識をしております。今後も引き続き市政全般に関しまして慎重に対応してまいりたいと思います。
 以上でございます。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 分かりました。それで、私が調べたというところでございますけれども、鈴木エイト氏の著作で「自民党の統一教会汚染追跡3000日」というようなところで、その方が2015年、平成27年でございますけれども、10月12日に幕張メッセにおいて教団名変更式典、世界平和統一家庭連合出版記念大会で壇上から来賓として祝辞を述べられたということであります。
 次に、2016年、平成28年でありますが、11月17日に参議院会館の特別会議室でIAPPの創設大会、ILC、国際指導者会議Japan2016が開かれ、そこに出席をされているということであります。
 また、2017年、平成29年でございますが、2月に韓国で行われた世界平和国会議員の総会に出席している。2017年7月13日、韓日米国会議員カンファレンス。これは、ワシントンD.C.のアメリカの下院議員会館で行われたということであります。また、7月14日、韓日米有識者懇談会、ニューヨーク国連本部。7月15日、真の父母様マディソンスクエアガーデン大会に出席をしているというようなことでありまして、私は、このような方が蒲郡市名誉市民でいいのかということを、蒲郡市民に聞いてほしいなというように思います。
 次に、(3)ということで、鈴木エイト氏著作の、また同じことでございますけれども、その本の「自民党の統一教会汚染追跡3000日」による蒲郡市に信者地方議員が誕生したことについてということでありますけれども、平成15年、これは私が初めて当選したときでございますけれども、蒲郡市議会議員選挙結果と市の認識についてということで、その内容について、先ほどの著作の「自民党の統一教会汚染追跡3000日」によると、「文鮮明は、まず秘書として食い込め。食い込んだら議員の秘密を握れ。次に、自らが議員になれと指示。送り込まれた信者部隊は、それぞれ政治家の懐に入り込み、弱みを握った。2000年代中盤以降、文鮮明の最終指令は忠実に実行され、信者自身が素性を隠して地方選挙に出馬。幾人かは当選し、確認できているだけでも愛知県蒲郡市や千葉県流山市、そして、大阪市等で信者議員が誕生した」というように記載されているわけでございますけれども、著書の内容が真実であれば、先ほど申しましたように、おそらく私が当選した平成15年の市議会議員の選挙で新たに当選された誰かが該当するのではないかなというように思うわけでありますが、市は、どのように認識しているのか、お願いをいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 市の事務とは直接関係ないことですので、答弁のほうは控えさせていただきます。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 私の記憶によれば、たしか7名の新人議員が誕生したということでありますが、今現在は、在籍している市議会議員は3名ということであります。
 次に、元信者の証言ということでありますが、元信者の証言ということで、そのときに初当選された市議会議員は旧統一教会の豊橋の教会長をしていたという、そういうような証言を私は聞いているわけでございますけれども、市は認識をしているのかお聞きをいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 繰り返しになりますが、市の事務とは直接関係ないことですので、答弁は控えさせていただきます。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 それでは、最後でございますけれども、過去、現在、未来における蒲郡に対する影響ということでありまして、名誉市民や市議会議員の旧統一教会との関係について、これまで質問してまいりましたが、この方たちは、これまで市に対して多大な影響を及ぼしてきたのではないかなというように私は思うわけでございます。過去、現在、未来における蒲郡市に対する影響について、市はどのように考えているのかお聞きをいたします。

○稲吉郭哲議長 総務部長。

◎平野敦義総務部長 名誉市民や市議会議員は、皆様がそれぞれの分野で市政に多大な貢献をしていただいております。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 大向正義議員。

◆大向正義議員 ありがとうございます。これらの方々が市に対して、私がさっき申しましたように、過去、現在において影響を与えているのではないかなというように思っているわけでありますが、将来においても多大な影響を与える可能性があるというように思うわけであります。市及び市長、または市議会議員は、旧統一教会と関係がある方々と関わる場合がある。市民に対してしっかりとした説明責任を果たした上で関わってほしい、そのように私は思うわけでございます。
 これで私の一般質問を終わります。ありがとうございました。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 動議。
 ただいま議長の発言の許可をいただきましたので、私から動議の内容について述べさせていただきます。
 ただいまの大向正義議員により繰り返された不穏当発言により、同議員の一般質問における大きい2番「旧統一教会について」のうち、(2)番「蒲郡市名誉市民について」以下全てを会議録から削除すること、また、大向正義議員の不穏当発言により著しく名誉を傷つけられたと強く推認される当該対象者に対し謝罪すること及び大向正義議員の不穏当発言により議会の品位が著しくおとしめられたことにより、大向正義議員へ辞職を勧告すること、以上3件を議題とし、直ちに議決することを求めます。

○稲吉郭哲議長 この際、暫時休憩いたします。

                          午後4時15分 休憩
                          午後4時19分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ただいま新実祥悟議員から大向正義議員への、会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの動議がありました。動議成立のためには、会議規則第15条の規定により他の賛成者が必要であります。
 まず、会議録から削除することの動議について、ほかに賛成者はいませんか。

     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 ほかに賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 次に、謝罪することの動議について、ほかに賛成者にいませんか。

     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 ほかに賛成者がありますので、動議は成立いたしました。
 次に、辞職を勧告することの動議について、ほかに賛成者はいませんか。

     〔「賛成」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 ほかに賛成者がありますので、動議は成立いたしました。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 柴田安彦議員。

◆柴田安彦議員 ただいま動議が議題となることが決まりました。私は、この後の議事進行について意見を申し上げたいと思います。
 指摘された、例えば発言の取消しについて言うと、かなり広い範囲を削除せよというような、名誉市民のところから全部削除せよというような話だったので、非常に理由の根拠が、今のまま結論を出せというのは、非常に私は難しいです。
 ついては、この議事進行で提案者に対する質疑の時間と意見を述べる討論の時間をぜひ取り入れていただきたいと思います。一度、御検討願いたいと思います。お願いします。

○稲吉郭哲議長 それでは、ここで暫時休憩いたします。

                          午後4時23分 休憩
                          午後4時26分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 会議終了の時間が近づいておりますが、本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。
 暫時休憩いたします。

                          午後4時26分 休憩
                          午後5時15分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 お諮りいたします。この際、大向正義議員への、会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの動議を直ちに日程に追加し、議事日程2のうち鎌田篤司議員の一般質問を議事日程4へ変更したいと思います。これに御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 御異議なしと認めます。よって、大向正義議員への、会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの動議を日程に追加し、議題とすることに決しました。

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△日程第3 大向正義議員への会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの動議

○稲吉郭哲議長 日程第3、大向正義議員への、会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの動議についてを議題といたします。
 地方自治法第117条の規定により、大向正義議員の退席を求めます。

     〔除斥者退席〕

○稲吉郭哲議長 これより質疑に入ります。質疑のある方は、通告をお願いいたします。また、提出者の方は、説明員の場所へ移動してください。
 この際、17時30分まで休憩いたします。

                          午後5時17分 休憩
                          午後5時30分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。柴田安彦議員。

◆柴田安彦議員 それでは質疑をさせていただきます。
 まず、発言の取消しをしてほしいという動議について伺いたいと思います。
 その範囲が、質問者の言う2の(2)以降ということで、大変広範囲に及んでいますが、その中のどの部分が不穏当に当たるのか、これについて伺いたいと思います。
 それから、議会での発言の取消しというのは、あるいは削除というのは、必要最小限であるべきだというように思っていますが、不穏当な部分に限るべきであって、2の(2)以降、全部を削除せよというのはちょっと不適切だと思いますが、この点についてどうお考えか伺いたいと思います。
 それから、謝罪勧告の動議でありますが、これは誰に対する謝罪をせよと言っているのか伺いたいと思います。具体的には発言のどの部分が謝罪すべきことになるのか、その謝罪が必要なのかということと、また、その理由についてもお答えをお願いしたいと思います。
 それから、辞職勧告の動議でありますが、辞職勧告をするというのはとても重い扱いだというように私は思います。それだけの発言がどの部分にあったのか教えていただきたいと思います。
 同時に、市会議員というのは有権者の付託を受けて、選挙で当選をして、ここにいるわけであります。その議員に辞職を求めるということは、投票した有権者の期待を失わせることにつながるというように私は思いますが、この点は、そんなことないと。つながらないというようにお考えなのかどうか教えてください。お願いします。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 お答えいたします。
 まず、会議録からの削除についてです。2の(2)以下(4)までの「将来にも影響を及ぼす」につながる発言が繰り返しあったわけですが、その発言に対して、広範囲に悪意ある発言が繰り返されたというように見ております。ですから、こことここということではなく、全ての発言を削除することが妥当だというように思っております。
 そして、謝罪についてです。(2)以下、当該対象者の誹謗中傷を繰り返したため、当該対象者に謝罪を求めるものであります。誰に対するものかというのは、個人名はここで述べることはいたしません。誰を対象にしているかは、これは強く推認されるところで、大向正義議員本人が承知していると認識しているからです。つまり、これが認められれば、大向正義議員がその対象者に謝罪すべきものと考えております。
 次に、辞職勧告についてです。あくまでも、市民一個人に対し悪意ある発言を議場で繰り返すことは議会の品位をおとしめることで、見過ごしてはならないと考えます。辞職勧告するに値する事案であるという認識でおります。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 柴田安彦議員。

◆柴田安彦議員 具体的に言葉で示していただかないと、その判断ができないのです。「悪意ある発言が繰り返された」。いや、この言葉とこの言葉が悪意ある発言ですよと言ってくだされば分かるのですが、私は、ずっと、きちんと聞いておりましたけれども、確かに書籍の中を引用した部分はありました。だけれども、その事実性については必ずしも保証されたものではありませんが、少なくとも、その「悪意ある発言である」とか、2点目の答弁でおっしゃった「誹謗中傷」というのは、どの言葉が当たるのか。
 懲罰動議なんかで、「ばかやろう」と言ったら、そこが駄目だと指摘するじゃないですか。そういうように、どの部分が誹謗中傷に当たるのか、具体的な言葉として示すことはしていただけないでしょうか。お願いします。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 この議場で大向正義議員の発言を皆さん聞いておられました。そういう中で、私自身、そのように悪意あるということで受け止めさせていただいたわけで、そのことについて一つ一つにはお答えいたしません。

○稲吉郭哲議長 柴田安彦議員。

◆柴田安彦議員 3回しかできませんので最後ですが、謝罪の勧告もありましたけれども、具体的には大向正義議員の発言の中のどの部分に該当する人に謝罪をすればいいのでしょうか。その「推認される」というのは、あなたは推認できるかもしれませんが、それでは具体性に欠けます。そこの部分はもう一度お願いしたいいと思います。お願いします。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 大変申し訳ないのですが、個人名を私から述べさせていただくことは控えさせていただこうと思います。強く推認され、発言した大向正義議員本人が承知しているというふうにしかお伝えできません。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 日恵野佳代議員。

◆日恵野佳代議員 お願いします。私も、ほとんど同じ内容になってしまうわけですが、議会で議員が自分の発言に責任を持って、今回で言うと一般質問を行っているわけですが、その内容について会議録から削除、謝罪、そして辞職を勧告するというのは、ものすごい重い要求なのですよね。そこまでの話が一体どこにあったのかというのが、私自身も全く分かりません。
 根拠は具体的に何かというのを改めてお聞きしたいですし、議会の品位を汚すというお話もありましたけれども、私、地方議会議員の懲罰内訳表というのをちょっと見てみました。全国の地方議会での議員の懲罰があったときの具体的な内容とその対応が出ているわけですが、それは、まとめて言えば無礼の言葉、他人の私生活、誤解した発言、感情的な発言。よく言う無礼の言葉を使用し、または他人の私生活にわたる言論をしてはならないというようになっているのですが、どこがその部分に当たるのかというのが分からないです。御説明をしてください。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 答弁が同じ、繰り返しになるかと思いますが、大向正義議員の大きい質問2番の、そのうちの(2)蒲郡市名誉市民について、以下全てが悪意ある発言につながっているというように見ております。この全体を取りまして、発言の削除を求めること、謝罪を求めること、辞職を勧告することを求めることということを私は求めたいというように思っております。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 日恵野佳代議員。

◆日恵野佳代議員 名誉市民以下全て悪意ある発言というように、今、回答をしていただきましたけれども、蒲郡市議会憲章で言うと、「議員は、自らの使命と責任を自覚し」とか、「説明責任を尽くし、信頼関係を築いて」とか、「透明性の確保」というようなことを、私たちはいつも心がけてというようになっているのですが、それが、このどこに反するということに、「悪意ある」といっても、まさしく新実祥悟議員が言われる対象の方に辞めろと言ったわけではないし、よくあるのは、あることないことを言ったという事実を誤認した発言をこういう場で言ったりということになるのですが、どこがそれに当たるのでしょうか

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 本当に繰り返しになってしまいます。先ほど述べました部分について、私は、悪意が全てあって、その悪意をもとにして発言されたというように受け止めております。実際、非常に重い辞職勧告についてですが、あくまでもこれは、議場でこの悪意ある発言を繰り返すべきではないと。これをするということは、議会の品位をおとしめることであるというように見ております。よって、大変重い要求にはなりますが、辞職を勧告することを提案したということであります。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 日恵野佳代議員。

◆日恵野佳代議員 やはり具体的にどの部分が「悪意ある」というようなところか指摘をしていただかないと、さっきの地方議会議員の懲罰内訳表でもおおむね議場で何を言ったかということが書いてあって、それに対してこういう懲罰ですよというようになっているのです。今の新実祥悟議員のお話でこの重い対応をしていくとなると、その説明がつかない。新実祥悟議員がそう感じて「品位をおとしめるものである」というように言われても、さっき言った「無礼の言葉を使用し、または他人の私生活にわたる言論をしてはならない」というところにどこが具体的に当たるとか、それが示されないと根拠として、非常に蒲郡市議会としてそこを、そうですねというようにはならないと思うのですが、ここはどのように説明をされたらいいのでしょう。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 繰り返しになります。この議場で大向正義議員の発言を全員が聞いていたわけです。この発言内容について一つ一つお答えはしませんが、私自身は、全体を通して悪意があるというように受け止めております。
 以上です。

○稲吉郭哲議長 青山義明議員。

◆青山義明議員 それでは、よろしくお願いいたします。
 私の質問も、ほとんど柴田安彦議員と日恵野佳代議員の質問と全く同じなものですから、大向正義議員は、鈴木エイト氏の本を見て、その内容が本当かどうかというのはちょっと分かりませんけれども、それについて質問をしたことであって、悪意とか、そういった誹謗中傷ではなくて、名誉市民についても我々議員の賛成をもって議案が通ったということもあるものですから、そういうことで聞いただけであって、悪意とか誹謗中傷はないと思うのですが、その辺いかがでしょうか。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 明らかにこの大きい2番の(2)番以下、この質問をするという段階で、私は、悪意があったのではないかなというように思っています。その内容を聞くにつれてですが、一つの著書をもとにしてというよりも、このことに関して大向正義議員が明確にある意思を持って、つまり、悪意を持ってでなければ、あのような発言はできなかったというように見ております。したがいまして、まず削除することについても、それから謝罪についても、辞職勧告についても、これは求めたいというように考えております。

○稲吉郭哲議長 青山義明議員。

◆青山義明議員 重なってしまうかもしれませんけれども、2番の謝罪について、3番の辞職勧告についても、個人名が特定されていないわけなのですけれども、本当に辞職勧告というのは重たいものと受け止めているのですけれども、特定の人が誰なのか分からない状況では非常に辞職勧告、謝罪と言っても、誰に謝罪したらいいのか分からないものですから、その点について、本当に辞職勧告というのは重たいものですから、どのように考えておられるのかを、もう一度お伺いします。

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

◆新実祥悟議員 当該対象者についてです。まず、先ほどの質問を聞くにつれ、非常に強く推認されたと、私は、そのように受け止めております。対象となる方が、実は、(2)番にしろ、(3)番にしろ、どこにしろ、本当に多くはないわけなのです。1名と言ってもいいかもしれません。そうした中で、強く推認ですので、お名前は、私は申し上げることは控えますが、ただ、御本人は、それを承知してこの質問に及んでいるというように考えております。
 以上で私の答弁とさせていただきます。

○稲吉郭哲議長 青山義明議員。

◆青山義明議員 大向議員は、当局に対して質問を行って、その答えに対してどうのこうの言ったわけではありませんので、私は、辞職勧告、謝罪には当たらないし、削除についても必要ないと思います。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。

○稲吉郭哲議長 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕
     〔「議長」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 喚田孝博議員。

◆喚田孝博議員 質疑ではありませんが、ここで発言の機会を頂けるでしょうか。

○稲吉郭哲議長 暫時休憩いたします。

                          午後5時52分 休憩
                          午後6時10分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 ないようですので、これをもって質疑を終結いたします。
 提出者の方は、自席へお戻りください。

     〔「議長」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 喚田孝博議員。

◆喚田孝博議員 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
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     〔「議長」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 大竹利信議員。

◆大竹利信議員 ただいまの発言は、議事進行でなくて、弁明です。これは議事録から削除していただきたいと思います。よろしくお願いします。

○稲吉郭哲議長 暫時休憩いたします。

                          午後6時15分 休憩
                          午後6時24分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ただいま大竹利信議員からの発言については、議長において後刻記録を調査の上、措置することにいたします。
 お諮りいたします。本件については、委員会付託を省略して御異議ありませんか。

     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 御異議なしと認めます。よって、本件については委員会付託を省略いたします。
 これより討論に入ります。討論のある方は、通告をお願いいたします。
 この際、18時40分まで休憩いたします。

                          午後6時25分 休憩
                          午後6時40分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 討論の通告がありますので、発言を許します。柴田安彦議員。

     〔柴田安彦議員 登壇〕

◆柴田安彦議員 ただいま議題となっております三つの動議について、いずれも反対の立場で討論を行います。
 まず、発言の削除を求める動議であります。
 議会には発言自由の原則があります。削除をするに当たっては最小限の範囲に限るべきでありますが、大変広範囲な削除を求めております。質問をする段階で悪意があった、全体を通して悪意があるなどとの説明がありますが、私にはそのようには感じられません。
 地方自治法132条には「無礼の言葉、他人の私生活にわたる言論をしてはならない」というように明記をされています。こうしたところに該当すれば削除というのはあり得ると思いますが、本件においては固有名詞の発言もなく、個人を特定しての無礼や私生活にわたる言葉には該当いたしていません。
 謝罪勧告についてであります。
 発言の中で書籍の記述について紹介がありましたが、罪に当たるような発言はなかったと考えます。誰に対する謝罪が必要かという問いに対しても特定をされていない状況でありました。
 辞職勧告決議についてであります。
 議員は、選挙によって選出されており、有権者の信任を受けて活動をしています。辞職勧告は、その期待を失わせる重大な効果を伴う行為であります。大向正義議員の発言に、それに該当する不穏当さがあったとは思えません。
 以上理由を述べ、三つの動議に対しての反対討論といたします。

     〔柴田安彦議員 降壇〕

○稲吉郭哲議長 日恵野佳代議員。

     〔日恵野佳代議員 登壇〕

◆日恵野佳代議員 ただいま議題となっております三つの動議、大向正義議員の一般質問について会議録からの削除、そして謝罪、三つ目に大向正義議員に対しての辞職を勧告するについては、反対の立場で討論を行います。
 旧統一教会と政治家の関わりについては、今、非常に社会的に関心が高いものとして一般質問をされたと理解をしております。それに対して新実祥悟議員がこうした動議を求める。動議での内容については、説明が非常に抽象的で、根拠の、説得力に欠けるというように感じました。むしろ感情的な反応だというように受け止めました。
 そして、議会の品位をおとしめるというように説明をされましたが、これは、「無礼の言葉を使用し、または他人の私生活にわたる言論」が議会の品位をおとしめるに該当するものですが、そうした内容があったというようには受け止めません。個人名もなく、辞職せよと言ったわけでもありません。
 このような重い内容、会議録から削除、謝罪、そして辞職の勧告については賛成できないということを申し上げて動議に対する反対討論といたします。

     〔日恵野佳代議員 降壇〕

○稲吉郭哲議長 新実祥悟議員。

     〔新実祥悟議員 登壇〕

◆新実祥悟議員 ただいま議題になっております動議3件について、賛成の立場で討論をさせていただきます。
 まず、会議録からの削除についてです。
 大向正義議員は、一般質問の中の大きい2番、旧統一教会についてのうち(2)の蒲郡市名誉市民についてから(4)の過去、現在、未来における蒲郡市に対する影響についての、この中の一連の発言に全て悪意があると認められ、最終的な(4)の「将来にも影響を及ぼす」という言葉につながっているというように見ております。これによって、反対討論者の中には範囲が広過ぎるという御指摘もありましたが、私としては、この全体を一体として見て、それで削除すべきものであるというように判断しております。
 次に、辞職勧告についてです。
 この質問の(2)以下、強く推認される当該対象者に対して著しく名誉を傷つける、そういう発言が繰り返されました。個人名は述べませんが、この質問者にとっては、それは誰であるかは明確であるはずです。この強く推認されるというところも、1名か、あるいは数名かというところですので、これについてもほぼほぼ了解されているのではないのかなというように感じております。
 よって、議論の中で対象者の氏名が公表されなかったとはいっても、強く推認されるという中で当該対象者に対して謝罪することは当然だというように思っております。
 次に、辞職の勧告についてです。
 一個人に対し、悪意のある発言を議場で繰り返したことは、議会の品位をおとしめることであり、見過ごしてはならないと思っております。明らかに辞職勧告することに値する事案であると、そのように断じております。
 以上をもって、この動議3件についての賛成討論とさせていただきます。よろしく御賛同賜りますようお願いいたします。

     〔新実祥悟議員 降壇〕

○稲吉郭哲議長 青山義明議員。

     〔青山義明議員 登壇〕

◆青山義明議員 ただいま議題となっております三つの動議について、反対の立場で討論をさせていただきます。
 議事録削除は何が原因で削除するのか、謝罪は誰にするのか、なぜ辞職するのか、全て曖昧で抽象的であり、はっきりとした理由がないままでこれほど重大な動議には賛成することはできません。動議発議者の個人的な意見としか、捉えようがありません。
 以上の理由を述べ、反対討論といたします。御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。

     〔青山義明議員 降壇〕

○稲吉郭哲議長 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。

     〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○稲吉郭哲議長 ないようですので、これをもって討論を終結いたします。
 これより大向正義議員への、会議録から削除すること、謝罪すること及び辞職を勧告することの3件を一括採決いたします。賛成の諸君の起立を求めます。

     〔賛成者起立〕

○稲吉郭哲議長 起立少数であります。よって、大向正義議員への動議は否決されました。
 この際、暫時休憩いたします。

     〔除斥者入場〕

                          午後6時54分 休憩
                          午後6時54分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 大向正義議員にお伝えいたします。動議は否決されました。
 この際、19時5分まで休憩いたします。

                          午後6時54分 休憩
                          午後7時5分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 ここで暫時休憩いたします。

                          午後7時5分 休憩
                          午後7時7分 再開

○稲吉郭哲議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。
 先ほどの喚田孝博議員の発言ですが、内容が議事進行ではなかったということで、削除いたします。

(以上)

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