蒲郡市 令和 5年 3月 定例会 03月08日-04号
◆大向正義議員 それでは次に、4番の旧統一教会についてお伺いいたします。
文化庁は3月1日、旧統一教会に対する4回目の質問権を行使し、教団側に質問を送付したと発表いたしました。回答期限は3月15日で、4回目は教団の組織運営や各地にある教会の管理、信者団体の信徒会と教団の関係など110項目の回答を求めたということでございます。
それでは(1)でございますが、令和4年12月定例会において、私の一般質問に対して、会議録からの削除、謝罪、議員辞職勧告、これは否決されたわけでございますけれども、そのことについての市の見解をお願いいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 見解ということですが、議会の議事に関することであり、市当局としてお答えすることはございません。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 それでは(2)といたしまして、「地方自治法第133条」についてでございますが、地方自治法第133条には、「普通地方公共団体の議会の会議又は委員会において、侮辱を受けた議員は、これを議会に訴えて処分を求めることができる」というように規定されていますが、どのような手続が定められているのかお伺いいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 地方自治法第133条の手続につきましては、議会事務局が承知されていると思いますが、蒲郡市議会会議規則第6章及び蒲郡市議会委員会条例第7条の規定に基づき、懲罰処分を求める動議を行うものと認識しております。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 分かりました。ありがとうございます。今日、そのような動議が出された場合は、そのような手続を取りたいというように思っております。
次に、(3)「政治倫理条例」についてお聞きいたします。
本議会では政治倫理条例があったほうがいいのではないかと思っております。県内の三河地方の市議会での政治倫理条例の制定状況をお伺いいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 三河地方の市議会での政治倫理条例の制定状況ということでございますが、本市を除く13市議会で、条例、規程、綱領、要綱、要領と制定の形式は異なりますが、全て議員提案により、政治倫理に関する定めを設けております。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 分かりました。昨年、私が議長のときでございますけれども、三河部市議会議長会という、これは西三河と東三河が一緒になった議長会でございますが、そこで政治倫理条例の制定状況が会議のテーマとなっておりました。今話があったように、蒲郡市だけがないということで、私は非常に恥ずかしい思いをいたしたわけでございます。次に選挙があるということでありますが、新しく当選された市議会議員におかれましては、蒲郡市議会において早急にこれを制定していただくことを望んでお願いいたします。
それでは(4)でございますけれども、よびた孝博後援会が、民事・刑事の両方で訴えることについてということであります。新聞折込チラシで、特定の議員を名指しした上で、「虚偽のうわさを流し選挙を妨害し、喚田孝博の名誉を著しく傷つけたことに対して民事・刑事の両方で訴えます」というような記載がありました。現在のところ、提訴されておりません。警告書を受け取った段階でございます。そういう中で、今は政治活動の期間であって、選挙活動はできないと思うのですけれども、なぜ選挙の妨害になるのかお聞きいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 個人間の係争に関わるものであり、また、市の事務に関係のないことでございますので、お答えすることはございません。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 こうしたチラシを新聞折り込みで、提訴もしていないのに個人名を挙げて、不特定多数の市民に配布する。そういうように広めていくということは、個人に対する名誉棄損に当たるのではないかと思うわけでありますが、お願いいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 こちらにつきましても個人間の係争に関わるものであり、また、市の事務に関係のないことでございますので、お答えすることはございません。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 それで、警告書には居酒屋での発言内容とか、日常生活であったことまで記載しているが、ここまでするのはいかがなものかというように、私は思うわけであります。市民からも「個人的なことまで載せるのはどうか」という声もありまして、これについて市はどのように考えるのかお願いいたします。
○稲吉郭哲議長 総務部長。
◎平野敦義総務部長 こちらにつきましても、繰り返しになりますが、個人間の係争に関わるものであり、また、市の事務に関係ないことでございますので、お答えすることはございません。
以上です。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 分かりました。それでは、今私は警告文を持っているので、その警告文を読み上げたいというように思っています。これは私と青山義明議員、大場康議議員の3名、同じ内容で来ておりまして、出した人は、よびた孝博後援会ということの会長でございまして、弁護士が担当されているということであります。警告書ということで、「前略、当後援会が応援する喚田孝博さんは、来る4月の県会議員選挙に立候補する意思を表明していますが、喚田さんに関し、あなた方は以下に記載する真実に反する虚辞事実を所々で話をされています。「喚田は今も統一教会の幹部だ、今も物を売って金を集めている。2億円集めた。現在も行っている、間違いない事実だ」、大場康議さんは、1月23日の夜、三谷駅近辺の某居酒屋で上記の旨を話され、大向正義さんは、ある集会の聴衆の前でしゃべっていますと。あなた方の喚田孝博さんが現在も統一教会の活動をしている旨の上記発言は全くの事実無根であり、喚田孝博さんの名誉を著しく棄損するもので、また、それは今回の県会議員選挙において当会が応援する喚田孝博さんの当選を虚偽の事実を宣伝することで妨害しようとするもので、悪質なものであり許しがたいものです。選挙運動においては弁論の自由、他方を批判する自由は最大限尊重すべきものですが、虚偽の事実を主張して、他方の名誉人格を棄損する行為は許されないことであり、それは刑法上は名誉棄損罪、民事上は不法行為として損害賠償責任を負うものです。今後は上記のような虚偽の事実を広めることは一切しないでください。今後も虚偽事実を発言するなら、当後援会として法的措置を取ることになるでしょう。選挙運動においては堂々と政策を主張し合うべきと考えます。以上警告として通知します」ということでございまして、何かこの内容を見ると、時代が変わったのではないかなと。戦前の日本とか、あるいはロシアとか中国とか、そういうような諜聴網を張りめぐらせて、そういうものを集めるというような感じでございます。
そういう中で、次は(5)といたしまして、「東三河の旧統一教会を考える市民の会」ということについてお聞きいたします。
この「東三河の旧統一教会を考える市民の会」を知っているか、また、市はこの会をどのように認識しているのかお願いいたします。
○稲吉郭哲議長 企画部長。
◎大森康弘企画部長 市といたしましては、新聞等で報道されている範囲で承知をさせていただいております。
以上でございます。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 この会は昨年12月に発足したということでありまして、市民の有志や東三河の市議会議員のほか、信者や元信者約15名で構成しているということでございます。東三河5市の市議会議員を対象に教会との関わり等のアンケートの実施し、結果を公開するとしております。私どもの蒲郡市議会にも議会事務局を通じて来ておりました。私はアンケートを書いて送りました。それで、この結果の公開は、9日にするというように聞いているわけであります。蒲郡市議会議員がどのような対応をしたのか明日分かるのではないかなというように思うわけでございます。市民の皆様は、ぜひその辺のところをしっかり注目していただきたいというように思うわけであります。
そして(6)でございまして、旧統一教会元信者の蒲郡市長への面談ということでございまして、「東三河の旧統一教会を考える市民の会」に所属している旧統一教会元信者の方が、現状や当時のことをお伝えする希望を持っていらっしゃるということでございますので、もし蒲郡市長への面談を要望したら、蒲郡市長は受けるのかどうかお伺いいたします。
○稲吉郭哲議長 企画部長。
◎大森康弘企画部長 市長との面談につきましては、御質問頂いた件に限らず、どのような用件につきましても、面談内容や趣旨、状況等をしっかりと把握した上で、判断をさせていただきます。
以上でございます。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 ありがとうございます。そういう条件が整うというような話でありましたら、ぜひお願いしていただきたいというように思うわけであります。まだ、決めたわけではありませんが、準備をしていきたいというように思っております。
そして(7)で統一教会元信者の蒲郡市における記者会見ということでございますけれども、実は、まだマスコミのほうは発表しておりませんが、「東三河の旧統一教会を考える市民の会」に所属している旧統一教会元信者が、3月3日、11時でございますが、愛知県庁の記者クラブにおいて記者会見をいたしました。たくさんの記者の方が来ておられたというように聞いておりますが、詳細は申し上げられませんが、元信者の方がそこでおっしゃったことは、元信者の方が入会していた当時、元蒲郡市議会議員の方が教会長であった。そして寄附の問題が発生したということでありましたが、そのときに、その方から「金が欲しくなったのか」というようなことをいろいろ言われて、今までも心に残ってトラウマになっていて、その後、その方は会をやめられたということです。その方は教会長と一般の信者は違うのでということもおっしゃっておりました。
このように東三河の旧統一教会を考える市民の会に所属している旧統一教会の元信者の方が、蒲郡市において記者会見を要望した場合、その機会を提供することができるのかどうかお伺いいたします。
○稲吉郭哲議長 企画部長。
◎大森康弘企画部長 蒲郡市が行います記者会見につきましては、市政に関する内容となりますので、御質問をいただいたような記者会見を市が設定するということは考えておりません。
以上でございます。
○稲吉郭哲議長 大向正義議員。
◆大向正義議員 分かりました。いわゆる愛知県庁でも愛知県が用意したというわけではなくて、愛知県庁の記者クラブがそれをしたということでありますので、蒲郡市も蒲郡の記者クラブにお願いして、そういうことがよしということになれば、できたらいいなというように思っているわけであります。
そしてもう一つ、先ほど言いました東三河旧統一教会を考える市民の会様とは関係ないのですが、元参議院の有田芳生さんが3月3日にツイッターを出しているわけでございますが、そこでも元市議会議員のことが載っているということでありますので、もし興味があったら見ていただけたらと思います。
ということで、るる言いまして、皆様方には非常に失礼なこともたくさん言ってまいりました。今回だけでなくても、私は4期16年間の中で、いろいろ医師会の問題も含めまして物議を醸してきたということがあります。そういうことに対しては、いろいろ反省もあるわけでございますが、この4期16年、私事でございますけれども、市議会議員の活動をさせていただいて、本当にどうもありがとうございました。
多くの市民や、また職員の方、友達、友人や後援会の方々に支えられて、助けられて今ここに立っているわけでございます。今後は蒲郡に少しでも恩返しができるような新しい人生を歩んでいきたいというように思います。私の人生のモットーがございます。それは「なんじの道を歩め、そして人々をして語らしめよ」ということでございます。これで私の最後の一般質問を終わります。ありがとうございます。
(以上)