◆藤田裕喜委員 続きまして、141ページ、8款消防費、1項消防費、4目防災費の11、防災設備資機材充実事業費のうち(11)AED公共施設等設置事業費530万4,640円についてお伺いします。
まず、本事業の事業内容について、また、市内におけるAEDの設置状況についてお伺いします。
○尾崎広道委員長 危機管理課長。
◎山田浩隆危機管理課長 AED公共施設等設置事業費につきましては、平成26年9月から市内の所管施設、小中学校ですとか保育園等に設置を始めております。令和4年9月1日現在で85施設に90台の設置となっております。
事業費の内訳といたしましては、使用した場合には実際にパット等の購入が必要になりますので、パット等の購入費として5万5,044円、それから、本体はリース契約でございますので、賃借料として524万9,596円となっております。
AED本体は、今申し上げたとおり長期継続契約によるリースになっておりますので、若干契約した時期ですとか機種によって単価は異なってまいりますが、月額で1台5,000円程度という契約になっております。
また、小中学校に関しましては、夜間及び休日に教職員の方が不在であっても緊急時に使用ができるように、玄関先等に外付けボックスで外に設置してありますので、窓ガラスを割るとか、そういったことなく比較的気楽にお使いいただけるようになっております。
また、AEDが使用された場合には消耗品のパットですとかバッテリーの交換が必要になってまいりますので、こちらのほうも速やかにチェックを行っております。
以上でございます。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に、蒲郡市AED貸出事業についてお伺いします。貸出事業についても本事業費に含まれていると思いますが、これまでの貸出しの実績について、件数と具体的にどのようなイベントに貸し出されたのか、幾つか事例をお知らせいただけますでしょうか。
○尾崎広道委員長 危機管理課長。
◎山田浩隆危機管理課長 AEDの貸出事業につきましては、各種行事に貸出しをして救命活動に備えるということで、危機管理課と市民体育センターの2か所で無料で貸出しを行っております。先ほど公共施設は26年9月と申し上げましたが、こちらの事業は平成29年5月から始めておりまして、令和4年3月末までに2か所合わせまして92件の貸出し実績となっております。
まず、貸出しの条件としましては、原則として市内において10名以上の市民が参加し、かつ営利を目的としない行事を主催する団体の代表者の方に対して行うとなっております。
幾つか事例ということで、例えば令和3年ですと危機管理課の分で12件ございましたが、ごりやく市で3回、日本丸の寄港等の港湾イベントで4回、中学校の修学旅行、自然教室などで4回、民間のサッカーイベントで1回、計12回、こういった方にお貸しをしております。
それから、体育館に関しては、基本的にスポーツ団体ということですから、そういった貸出し状況になっております。
併せて申し上げますと、危機管理課のほうに相談があった場合には、もう既に予約済ということがございますので、その場合には体育センターに確認して、体育センターのほうが空いていますのでということで、逆の場合もしかりなのですが、連携して貸出しができるような体制を取っております。
以上でございます。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 この貸出事業についての広報、告知についてお伺いします。市役所や体育センターでAEDを貸し出しているということについて、どのように広報、告知をされているでしょうか。
○尾崎広道委員長 危機管理課長。
◎山田浩隆危機管理課長 先ほど申し上げた平成29年当時に、貸し出しを始めましたということでチラシを作らせていただきました。同時に、市のホームページ、それからプレスリリースもさせていただいて、何紙か新聞にも掲載されたと記憶しております。
その後、新型コロナウイルス感染症がだんだんはやりだして貸出し件数も減ってきておりましたので、最初のチラシ、フライヤーからバージョンアップをかけておりませんので、またバージョンアップをかけて、再度皆さんに周知をさせていただきたいというように思っております。
それから、市のホームページも、当時、作ったときに、私が心臓がウッとなっている要救護者役で倒れた写真が載っておりますので、また、もしよかったら御覧いただければと思います。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。後ほど確認させていただきます。
私も、市としてAEDの設置を進めている、広げているということは理解していましたが、このAEDの貸出しを行っているということは、実は最近まで把握しておりませんでした。たまたま体育センターの受付付近でチラシを拝見して事業の存在を知り、早速、私自身が責任者を務めるイベントで貸出しを申し込みました。ちょうど今お話のあった更新されていなかった平成29年当時のチラシであったというように思います。
広報やホームページで周知を図るだけでなく、市内でイベントの開催実績のある団体向けに個別にお知らせしてはどうかというように考えています。青年会議所や商工会議所青年部、ライオンズクラブやロータリークラブ、まちづくりセンターに登録のある団体、NPO法人、市内のスポーツ団体など、様々な団体が考えられると思います。そうした団体宛に直接知らせていただけると貸出しの実績もさらに伸びていくのではないかと思います。団体宛にチラシをお送りするというだけでも全然違うと思います。
AEDを民間のレンタル業者から借りようと思うと、一日数千円あるいは数万円の費用がかかります。必要な費用とは言えますが、市民団体のイベントの限られた予算の中では、使うかどうか分からないというものに対してなかなかお金をかけにくいという状況は共通する課題ではないかと思います。そんなとき、この貸出事業は非常に助かる存在だと思います。市民の命を守る、イベント参加者のイベント参加者の命を守ることにも直結すると思いますので、ぜひ多くの団体に使っていただけるような工夫をお願いしたいと思います。お考えをお聞かせください。
○尾崎広道委員長 危機管理課長。
◎山田浩隆危機管理課長 市内の各団体への直接のお知らせをしてはどうかということだと思いますが、まず、広報がまごおりにもまた再度この掲載のほうをさせていただくとともに、今おっしゃられた団体、それぞれ庁内各課で関係する、例えば商工会議所であれば観光まちづくり課ですとか、NPOであれば協働まちづくり課といったところがございますので、そういった課と連携しまして関係団体に直接御案内することを実施してまいりたいと考えております。今現在はコロナ禍で若干貸出し件数が減っておりますので、また再度、救急救命の大切さを周知させていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。ぜひそのようにお願いできればと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。