◆藤田裕喜委員 続きまして、83ページ、一般会計歳出3款民生費、1項社会福祉費、6目養護老人ホーム費の1養護老人ホーム管理運営事業費8,013万万4,679円についてお伺いします。主要施策の成果に関する報告書の53ページにも記載がございます。
まず、過去3年間の入所者数についてお伺いします。入所者数について、どのぐらいの数の出入りがあったのかお知らせいただけますでしょうか。
○尾崎広道委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 蒲郡市養護老人ホームの過去3年間の入所者の状況は、それぞれ年度末時点で令和元年度が21名、令和2年度が20名、令和3年度が21名、令和4年9月1日現在が20名となっております。出入りの状況につきましては、元年度末から3年度末におきましては2名が入所、2名が退所という状況でございます。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に入所者の平均年齢についてお伺いします。現時点での平均年齢はどうなっているでしょうか。
○尾崎広道委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 令和4年9月1日現在で83.2歳となっております。ちなみに最高齢の入所者は97歳です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 続いて、職員体制についてお伺いします。主要施策の成果に関する報告書によりますと、11名の職員がいらっしゃるということですが、内訳について、どのような役割の人たちがどのぐらいいらっしゃるかお知らせいただければと思います。
○尾崎広道委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 入所者や家族の相談対応及び入退所などの各種手続を行う相談員が1名、入所者の生活支援や見守りを行う支援員が5名、このサポート役となる介助員が1名、このほか施設長、事務員、栄養士、看護師が各1名、これで合計11名となっております。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 この養護老人ホームですが、昭和46年、1971年に開設され、本年で築51年を迎えますが、今後についてはどのようにお考えでしょうか。過去の市議会の議事録においても、民設民営方式を検討していくといったような議論もあったと思いますが、現状はどう考えていらっしゃるでしょうか。
○尾崎広道委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 議員御質問の案件につきましては、平成28年3月の予算審査特別委員会におきまして、大向議員より類似の御質問をいただいております。当時の指定管理期間満了後となる平成30年度からの運営について、民設民営に向けた検討をしていきたいという旨の答弁をさせていただきました。この答弁の後、公募実施条件につきまして関係事業者などとお話をしつつ研究を進めてまいりましたが、養護老人ホームの単体経営は採算的に大変厳しいと言われており、公募実施に至るまでの諸条件がなかなか詰め切れないという状況でございました。そこに至り介護業界の人手不足や新型コロナウイルス感染症の影響による経営的状況も重なりまして、昨年行った複数社の関係事業者へのヒアリングにおきましては、民設民営への移行は芳しくないといった状況にございました。
養護老人ホームは65歳以上の方で、家庭環境ですとか経済的理由により居宅において生活することが困難な方を対象に福祉事務所長の措置により入所がされる施設でございます。虐待に対する緊急ショートステイ先にも活用しており、いわば最後のセーフティネット施設でございます。今年度末で指定管理期間が終了しますが、入所者数の推移が横ばいであることも踏まえ、施設維持のため現在次年度からの指定管理者選定を進めているところでございます。建物につきましても老朽化が懸念されますので、適切な維持管理をしていきたいと考えております。
運営につきましては、指定管理と並行し、民設民営実現に向け引き続き研究・検討をしていきたいと考えております。
以上です。
○尾崎広道委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変状況がよく分かりました。非常に難しい課題ではあると思いますが、しっかりと状況を踏まえた御判断を期待したいというように思います。
以上で終わります。ありがとうございました。