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ラグナシアプールの助成金拡大について(2023年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 お伺いします。167ページ、9款教育費、5項保健体育費、2目体育施設費の4番市民プール代替事業費のうち、(2)ラグナシアプール利用助成費492万1,650円についてお伺いします。
 まず、利用者数の内訳についてお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 スポーツ推進課長補佐。

◎三浦健太郎スポーツ推進課長補佐 蒲郡市民プールは、老朽化により平成22年度に廃止いたしました。この市民プールの廃止に伴い、平成25年度から市民プール代替事業として中央小学校プールの無料開放とラグナシアプール利用助成の2つの事業を開始し、現在も続けております。
 御質問のありましたラグナシアプール利用助成は、通常料金との差額を市とラグーナテンボスで負担することで、3歳から中学3年生までのお子様に対しラグナシアプールをお子様が1回500円、小3までのお子様に同伴する保護者は1回1,200円で利用できる補助券を配付するものであります。
 1枚の補助券で最大2回利用することができ、令和4年度は延べ3,657人の利用がありました。その内訳といたしましては、幼児が584人、小学生3年生以下の児童が663人、小学校4年生以上の児童が683人、中学生589人、保護者1,138人でございました。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業の決算額についてですが、例年より少ないように感じられますが、理由や背景は何が考えられるでしょうか。やはり新型コロナウイルス感染症の影響が考えられるでしょうか、お伺いします。

○大場康議委員長 スポーツ推進課長補佐。

◎三浦健太郎スポーツ推進課長補佐 プールの利用者数につきましては、その年の天候にも左右されるものですが、近年は新型コロナウイルス感染症による利用者数の減少が最も大きな要因でないかと考えております。
 具体的な数字を提示させていただきますと、コロナ禍前の数字になりますが平成30年度が5,469人、令和元年度が5,344人の利用であったものに対し、コロナ禍後の令和2年度が3,162人、令和3年度3,877人、令和4年度3,657人と確実に影響が出ていると考えております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業については、先ほど御紹介ありましたとおり平成25年(2013年)からスタートいたしまして、10年が経過したというところかと思います。市民の皆さんにも大分定着してきたことと思いますが、事業開始の当初から私も様々なお声を聞いておりまして、改善の余地が大きいのではないかとこの間も感じているところです。
 頂きました声を幾つか御紹介したいと思います。まず、子供1人につき、なぜ保護者1人分しか助成がないのか。なぜ保護者2人分の助成がないのかというお声ですとか、小学校4年生以上のお子さんについても必ず保護者が同伴しなければならないとされているのですが、保護者向けの助成があるのは小学校3年生までとなっております。同伴を求めるのであれば、この保護者の分も割引をすべきではないかというお声もありました。また、駐車場料金ですが、現在ラグナシアの駐車場は1日幾らかかるか御存じでしょうか。以前は700円でしたが、これでも高いと私は思っていましたが、今は1,000円になっています。また、食事代についても、園内で食事をしようと思うとどうしても高くついてしまいますし、コインロッカーも有料になっているというような状況です。
 本事業は市民プール代替事業費という事業名ですが、以前にあった市民プールと同じ感覚ではなかなか利用できない、代替とは言い難いところが多すぎるのではないかというのが市民の実感ではないかと感じております。市民プールの代わりと思ってラグナシアのプールに遊びに行くと、駐車場代から入場料、プール代、食事代、コインロッカーと1日で何千円もかかってしまうという状況になってしまいます。これが市民プールの代わりと言える状況なのかということです。
 今御紹介したような声はスポーツ推進課にも寄せられていることとは思います。お考えをお聞かせいただければと思います。

○大場康議委員長 スポーツ推進課長補佐。

◎三浦健太郎スポーツ推進課長補佐 藤田委員には幾つかの利用助成の拡充について御紹介をいただきましたが、スポーツ推進課にも市民の皆様から同様の意見を頂いているところでございます。
 ラグナシアプールの利用助成については、平成25年度の制度開始以降、平成28年度には助成回数を1回から2回に拡充、令和2年度にはお盆期間中も助成対象に加えるなどの拡充をしてきています。また、ラグナシアの料金体制が値上がりをした際には利用者負担を据え置くといった対応をしてきているところでございます。
 本事業は、市とラグーナテンボスが一定の金額を負担することにより、市民の方々に通常よりも廉価な金額でラグナシアプールを御利用いただくというスキームで実施しているものでございます。受益者負担の観点からも、市民の皆様に一定程度の負担をお願いすることは普通だと考えておりまして、それぞれの費用負担の割合や助成対象の拡充については慎重に判断する必要があるものと考えております。
 利用助成の拡充につきましては、これまでに引き続いての検討課題と捉え、多くの皆様に御理解を頂けるよりよい形を模索してまいります。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 ぜひ模索、研究をお願いしたいと思います。今後、本事業については、やはり地元自治体として密接な関係を維持して、さらに貢献していくということも踏まえて、また市民サービスの向上という観点も考えながらさらに予算を使い、補助を拡充することや、制度を見直してより利用しやすくしていくことについても検討していくべきであると感じます。どうぞお願いします。この件については以上です。ありがとうございました。

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