◆藤田裕喜委員 続きまして同じ6款1項5目、産業政策推進費のうち2番、企業誘致促進事業費の(1)企業訪問等旅費20万5,890円についてお伺いします。125ページです。
まず、どのぐらいの数の企業と接触があり、どのような要件であったか、企業の立地しているエリアや業種などについて、公開できる範囲で構いませんのでお知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 産業政策課長。
◎鈴木直美産業政策課長 令和4年度における企業訪問等の実績についての御質問ですが、67社の企業、関係団体の皆様と接点がございました。
次に、どのような要件であったかとのことでございますが、主に企業様の事業の近況、新規投資の御予定、雇用状況のヒアリングを兼ねて、補助制度や税制優遇等の御案内のために訪問することが多くございました。そのほか、具体的な用地取得や開発の御相談、販路拡大の御相談等もございました。
また、令和4年度につきましては、蒲郡市産業振興ビジョン策定に伴い市内産業の課題を整理するため、市内事業者と関係団体の皆様へヒアリングをさせていただきました。
次に、企業の立地エリアや業種についてでございますが、市内48社、県内16社、県外3社の計67社、業種につきましては、主に製造業となりますが、そのほか運輸業、総合建設業者いわゆるゼネコン、コンサルタント業者等となっております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 新型コロナウイルス感染症がどのような影響を与えているとお感じになったか、御所見をお伺いをしたいと思います。
また、先ほどの企業と接触があった件数のうち、インターネットでの面談であった場合は何件であったかということもお知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 産業政策課長。
◎鈴木直美産業政策課長 企業訪問を通して見えてきました市内経済に対する新型コロナウイルス感染症の影響は、世間一般に認識されているものとあまり相違ないと感じております。新型コロナウイルス感染症により、海外の経済活動の停止に伴い、輸出の減少等の影響を受けた製造業のほか、国内の経済活動の行く末に伴う旅行や外食などの消費の落ち込み等の影響を受けた運輸業や宿泊業、飲食サービス業、生活関連サービス業、娯楽業など、様々な産業の業績が大幅に悪化しており、市内経済に多大な影響を与えてきました。
令和4年度中の企業訪問におきましては、コロナ禍も3年目を迎える中で、いまだ売上げ減少など、企業の経営活動に影響を与えておりましたが、企業様それぞれが変動の激しい新型コロナの波に順応しようと企業努力を重ねておられる印象でございました。
例えば、コロナ禍を契機として、私たちの生活や企業生活において新たな生活様式への変化が加速していることから、この逆境をチャンスと捉え、新事業に取り組み、何とか事業を継続し中には業績を伸ばす事業者様もございました。
こうした中、DX化の流れも新たな生活様式として企業や行政でも着実に進んでおり、研修や会議などウェブ会議システムを活用する機会も増えております。企業様の情報公開についても同様で、令和4年度中は4件のインターネットでの面談がございました。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 得られた情報は、今後どのように生かしていきたいとお考えでしょうか。
○大場康議委員長 産業政策課長。
◎鈴木直美産業政策課長 企業訪問をさせていただくことで、事業者の皆様から頂戴する生の声には、我々行政が把握するべき地域経済の課題や今後取り組んでいくべき施策、立案のヒントが多く含まれております。令和4年度に実施いたしました企業訪問におきましても、こうした課題や企業様のニーズをお聞きしてまいりました。これを踏まえまして、令和4年度から令和5年度にかけて、蒲郡市産業振興ビジョンを策定いたしました。このビジョンでは、お聞きした様々な課題を解決するべく、基本戦略を定めておりますので、今後はこれに基づき、より具体的で効果的な各種事業を推進していくものと考えております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変丁寧に、詳細に御説明いただきましてありがとうございました。状況がよく分かりました。
今後も、コミュニケーションを継続し、深めていっていただくようぜひお願いしたいと思います。継続したコミュニケーションがいろいろな可能性、新たなつながりにもつながっていくと思います。今後の展開にまたこちらも期待させていただきたいと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。