◆藤田裕喜委員 それでは、お願いします。95ページ、3款民生費、2項児童福祉費、3目児童福祉施設費のうち、2児童館費の(5)みや児童館駐車場整備工事費1,428万9,000円についてお伺いします。
まず、このみや児童館の駐車場ですが、市役所通り沿いに新たに整備をいただきましたが、まず、駐車場を増やした理由と何台駐車場が増えたのか、お聞かせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 みや児童館駐車場整備工事につきましては、みや児童館北側の土地にこれまで不足していた駐車場を拡張するための工事となります。この工事で13台分の駐車場を新たに整備をいたしました。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 駐車場を増やしたことでどのような効果や影響があったのか、把握されていることがありましたらお知らせいただければと思います。
○大場康議委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 まず、駐車台数が増えたことで、利用者が多い日ですとか児童クラブのお迎えの時間帯などでも必要な駐車場の台数が確保できるようになりました。
また、市役所通りから直接駐車場に入ることができるようになったことから、車でのアクセス性も向上しております。
また、今回整備した駐車場の敷地には、以前は工場がございました。工場の建物が壊されたことにより、みや児童館の建物から北側の市役所通りがよく見えるようになりました。今回の駐車場整備に併せて市役所通りから一目で分かるような「みや児童館」の看板も設置をいたしましたが、そういった効果もあって、新規の来館者、それから市外からの来館者が増えているというように聞いております。
また、北側に駐車場が広がったことにより、従来、混雑時に臨時駐車場として使用していた児童館の南側の砂利敷きのエリアにつきましては、自動車を進入禁止として、児童に開放しました。ここには駐車場の区画ロープやロープを固定する杭が敷設されていましたが、子供が安全に使えるよう、今年の7月にロープや杭を撤去しました。つまり、北側に駐車場を造ったことにより、南側の臨時駐車場を遊び場に転用できたということになります。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 駐車場を増やしていただいたということは私も大変ありがたいことであったと感じているのですが、一方で少し残念な思いも抱いております。まず、駐車場の区画線ですが、これが一本線の区画線となっております。駐車場の区画が一本線の場合、全体の駐車台数は確かに多めに取れると思いますが、隣に駐車している車との距離が近くなってしまい、特に子供の乗り降りを考えると少し不便であるように感じます。特に児童館に車で来るような方は、多くの場合、チャイルドシートを使っていますので、親が先に車から降りて、チャイルドシートのベルトを外して、子供を抱き抱えて車から降ろすという流れになりますが、区画線が一本線だと、隣の車との距離が近過ぎて、とても子供を降ろしにくく、場合によっては隣の車にドアをぶつけてしまうという可能性もあります。
一方、駐車場の区画線がUの字型の二本線であれば、一本線の場合よりも隣の車との距離が離れていますので、子供も降ろしやすく、隣の車にドアをぶつけてしまうという心配もなくなると思います。
大変細かい話ではありますが、こうした配慮がなく、残念であったなと思います。
また、駐車場から児童館の入り口まで、子供や親御さんが歩くための通路についても特に確保されていないという点も残念です。せっかく駐車場を整備するのであれば、子供用の歩道や階段、手すりなども併せて設置していただいてもよかったのではないかと感じます。
さらに、子供が駐車場で遊ばないようにするための注意喚起ですとか、児童館までの動線を示す矢印などの案内表示などについても現状は一切何もありません。児童館で遊ぶことが楽しみ過ぎて、車から降りた途端に一目散に児童館に向かって走り出す、そんなお子さんを見かけることも児童館ではよくありますが、そんなとき、この駐車場の現状では一抹の不安を感じます。
歩道や手すりの設置については、工事も必要ですし、お金もかかる話ですので難しいかもしれません、が、せめて注意喚起の看板や案内の表示などは幾つか看板を設置するだけですので、何とか御対応いただけないものかなと思います。何かしら子供たち、親御さんが安全に児童館まで移動できるような、そんな御配慮をお願いしたいと思いますが、今後の方針について考え方をお聞かせいただければと思います。
○大場康議委員長 子育て支援課長。
◎高橋晃子育て支援課長 駐車場の区画線が一本で幅が狭いという点ですが、今回整備した駐車場の1車両当たりの幅は2.5メートルとなっております。これは、国土交通省の指針である駐車場設計施工指針において普通乗用車の2.5メートルという基準を満たしているものであります。
幅が狭いということでございますが、なるべく多くの駐車台数を確保したかったため、普通自動車の基準であります2.5メートルに合わせて整備をいたしました。
区画線を二本にする、幅に余裕を持たせるといった御意見は、今後の整備の参考にさせていただきたいと思います。
また、歩道を整備して自動車と歩行者のエリアを物理的に潜るというようなことはスペース的に難しいですが、安全に御利用していただけますように歩行者用の矢印、注意看板などの設置につきまして、今後、検討してまいりたいと思います。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 やはり児童館の駐車場ということですので、普通の自動車駐車場とは違う児童館ならではの配慮がぜひ欲しかったなというように思います。注意喚起の看板、矢印などは検討していただけるということですので、ぜひお願いしたいと思いますし、今後、このような児童館の駐車場を新たに整備する、子供が使う施設の駐車場を新たに整備するという場合は、ぜひ参考にしていただければと思います。この件については、以上です。ありがとうございました。