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市の公用車の安全運転管理について(2023年9月・決算委員会)

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◆藤田裕喜委員 続きまして、55ページ、同じ2款1項の2目人事管理費の1人事給与管理事業費の(4)安全運転管理事務費14万5,364円についてお伺いします。
 まず、本事業費の内訳についてお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 安全運転管理事業費ですが、市役所本庁をはじめ市民病院や消防署などに安全運転管理者を置き交通事故を防止するとともに、広く道路交通の安全と秩序の維持を図ること、そして、職員への安全意識を高めるための事業でございまして、1つ目が、安全運転管理者の申請のための運転記録証明手数料1,864円をはじめ、2つ目として、交通違反者受講安全運転講習会委託料6万6,000円、3つ目といたしまして、蒲郡安全運転管理協議会年会費はじめ正副安全運転管理者講習会費用7万7,500円となっております。
 なお、証明手数料や協議会年会費はじめ安全運転管理者講習会費は、管理上必要となる執行額でございまして、そのため主たる執行としましては、交通違反等をした職員が受講する安全運転講習会に要する委託料となっております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 蒲郡市の場合、安全運転管理者はどの部署において、それぞれ誰が指定されているかお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 正副安全運転管理者の選任要件は、道路交通法に定められておりまして、使用する公用車の台数により選任することとなっており、市全体では安全運転管理者7名の選任をしております。市役所では人事課長、そして、市民病院では事務局長、クリーンセンターでは環境清掃課長、保健医療センターでは健康推進課長、ボートレースでは経営企画課長、生命の海科学館では生涯学習課長、そして、消防においては総務課長となっております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 安全運転管理者の業務として、運転者の状況把握、運行計画の作成、酒気帯びの有無の確認とその記録、過労や病気などの確認、運転日誌の備えつけと記録、安全運転の指導などが定められております。このうち、まず過労や病気などの確認については具体的にどのように実施しているかお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 公用車を運転する職員に過労や病気などが見られる場合においては、まずは所属の係長をはじめ所属長が状況を判断し、運転に支障があるような過労や病気であると判断した場合は、他の職員に運転を替わることはもちろん、状況によっては勤務を休ませるという判断をするものでございます。
 このような場合は、所属長から安全運転管理者である人事課長に報告が上がってきますが、これまではそういった報告は上がってきておりませんので、報告をすべき状況の病気や過労という事例はないものと考えております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 次に、酒気帯びの有無の確認についてですが、現状は目視による確認を行うということとされていますが、実際にはどのように対応されているでしょうか。また、本年の12月1日よりアルコール検知器を用いて酒気帯びの有無の確認をすることとなっています。アルコール検知器でも対応ができる状況でしょうか。お伺いします。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 昨年度ですが、令和4年10月からアルコール検知器を使用して酒気帯びの有無の確認を市役所では行っております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 実際に酒気帯びが分かった場合の対応については、どのようにされているか。また、運転をやめさせた場合などがありましたらお知らせいただければと思います。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 これまで酒気帯びを確認した事例は上がってきておりませんが、酒気帯びが発覚した場合につきましては、運転は当然やめさせますが、そもそも酒気帯びに至った経過や状況を確認し、厳正なる対応をしていくものと考えております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 この安全運転管理者の業務についてですが、各部門で個別に管理し対応するよりも、全庁で専用のシステムを導入するというほうが安価で便利な可能性もあると思いますが、検討されたことがあるかどうかお伺いします。

○大場康議委員長 人事課長。

◎下村明人事課長 これまでアルコール検知器での対応で問題や課題については発生していないこともありまして、現時点で、全庁的な専用システムの導入まではちょっと検討はしておりません。しかしながら、委員おっしゃる全庁管理によるメリットや必要性、費用対効果なども踏まえて、今後、研究はしてまいりたいと考えております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 ぜひ御検討、御研究をお願いしたいと思います。何か安全運転管理者の業務を怠った場合については、場合によっては管理者のほうが責任を問われるという可能性があると思いますので、ぜひここは確実な対応をお願いしたいと思います。この件については、以上です。ありがとうございました。

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