◆藤田裕喜委員 85ページ、3款民生費、1項社会福祉費、1目社会福祉総務費のうち、7番の福祉事業費の(16)地域自殺対策緊急強化事業費の36万7,000円、これについてお伺いします。
まず、この事業費の使途について、その内容や内訳をお知らせください。
○青山義明委員長 福祉課長。
◎永田隆裕福祉課長 本事業費36万7,000円の内容及び内訳について御説明いたします。
まず、1点目に、人材養成としてゲートキーパー養成研修に22万円、こちらは、市職員向けに2回、市民向けに1回、民生委員及び介護職等の1回を想定しております。
2点目に、普及啓発として、自殺予防啓発物品の作成、購入に5万円。
3点目に、啓発物品の配布委託料、こちらは市内の障害者施設に委託を予定しておりますが、こちらに2万円。
4点目に、ホームページのこころの体温計ウェブ管理業務委託料として7万7,000円。
以上、36万7,000円が本事業費の内訳となります。
○青山義明委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 普及啓発として物品を作成、購入されるということですが、現時点での予定で構いませんので、どのようなものをお考えでいらっしゃるでしょうか。
○青山義明委員長 福祉課長。
◎永田隆裕福祉課長 啓発物品の内容につきましては、今、委員おっしゃられたとおり、まだはっきりと決めているわけではございませんが、本年度は、福祉課の連絡先を入れたボールペンを作成しております。
また、過去には、イベントや駅での配布を目的に、相談窓口の連絡先などを入れましたティッシュなども作成しております。このような物品が候補になるかと考えております。
○青山義明委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。
この事業費ですけれども、県の補助金だと思いますけれども、どういった仕組みになっているかということと、使い道について何か制限や条件などがあるでしょうか。
○青山義明委員長 福祉課長。
◎永田隆裕福祉課長 本事業につきましては、愛知県地域自殺対策強化事業に係る補助金として、県より補助を受けております。こちらは、市町村へは都道府県が交付決定する形となっております。
ゲートキーパー等の養成はこの事業の人材養成事業に該当しまして、補助率は2分の1となります。
チラシ等の広告媒体の作成、啓発物品の配布、ホームページなどは普及啓発事業に該当いたしまして、こちらも補助率は2分の1となっております。
なお、この補助金につきましては、平成29年に閣議決定されました自殺総合対策大綱に沿った自殺対策計画を策定している市町村に対してのみが補助対象となっておりまして、定められている事業メニュー及び事業内容に沿い実施することが交付の条件となります。
○青山義明委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 本事業については本年度も実施されていると思いますが、来年度の事業に関しまして、これまでとは違う点、あるいは変更したポイントなどがありましたらお知らせください。
○青山義明委員長 福祉課長。
◎永田隆裕福祉課長 本事業につきましては、平成31年3月に蒲郡市自殺防止対策計画を策定し、平成30年度は、人材養成事業としてゲートキーパー研修を年1回開催をしておりましたが、本年度よりゲートキーパー研修は年4回に増やしました。
また、出前講座の開催やイベントなどで相談窓口を周知するなど、啓発と周知も強化し、自殺防止対策に力を入れてまいりました。
来年度の事業につきましては、本年度と大きな変更点はございませんが、来年度は、本年度ゲートキーパー研修を受講した職員を対象にアンケート調査を行いまして、その後の自殺防止に対する意識の在り方などを調査し、また、イベントなどを利用して市民の意識調査も行い、得られた情報を今後の自殺防止の取組に生かしてまいりたいと考えております。
○青山義明委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ゲートキーパー研修の実施に当たって、ぜひ1点お願いしたいのですが、今年度に作っていただきました相談窓口のカードの内容、問合せの電話番号を、ぜひ研修の際に御紹介いただきたいと思います。
また、研修の広報、告知の際にも併せてお知らせをいただくように、これもお願いしたいと思います。相談窓口のカードも、併せて研修とか告知で使っていただけるとよいのではないかと思います。
それから、カードの配布先についても、ぜひ、福祉課に関連する部署とか窓口だけでなく、いろいろな市民の目に触れるところ、たくさんの人が訪れるような窓口にも配置していただくといいかと思います。
悩んでいる人はもちろん、その周囲の人たちに対して啓発を進めていくということは、自殺予防の観点からも大変重要なことだと思います。ぜひ御検討いただければと思いますが、いかがでしょうか。
○青山義明委員長 福祉課長。
◎永田隆裕福祉課長 相談窓口のカードにつきましては、今、委員からも御提案いただきましたとおり、研修での紹介、また、研修の告知等の際にもお知らせできるようにしてまいりたいと考えます。
また、相談窓口のカードの設置場所を増やしてまいりたいと考えている中で、いろいろな市民の方の目に触れるよう、公共施設のトイレの個室内に設置する準備を現在進めているところでございます。
まずは市役所内で設置いたしまして、今後効果が見られそうな施設に対しまして設置箇所を増やしてまいりたいと考えております。
○青山義明委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ぜひ、そのように進めていただくようお願いします。
引き続きよろしくお願いします。
以上です。