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ブロック塀撤去の補助金について(2021年3月・予算委員会)

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◆藤田裕喜委員 続きまして171ページ、8款消防費、1項消防費、4目防災費の12番、地震防災啓発事業費のうち、(1)ブロック塀等撤去事業費補助金400万円についてお伺いします。まず、本事業の内容についてお伺いします。対象となるブロック塀や補助額の上限など、事業の内容と要件についてお知らせいただけますでしょうか。

○喚田孝博委員長 防災課長。

◎鳥居昭裕防災課長 ブロック塀等撤去事業補助制度の事業内容につきまして、市内において高さ60センチ以上のブロックなどの塀で、道路や公共施設に面し、地震の揺れにより倒壊するおそれのあるものを撤去する場合に、撤去に係る額と撤去するブロック塀の延長1メートルあたり1万円を乗じて得た額のいずれか少ない額の2分の1以内で、1つの敷地について最高10万円を補助いたしております。
 以上です。

○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 補助を申請できる方の要件についてお伺いします。どのような方が補助を申請できるでしょうか。個人でも団体でも申請は可能でしょうか。

○喚田孝博委員長 防災課長。

◎鳥居昭裕防災課長 補助の対象者につきましては、補助金交付要綱で補助金の交付を受けることのできるものは、市内にブロック塀等を所有し、補助事業を行うものといたしておりますので、個人、団体に関わらず所有者であれば申請することができることとなっております。
 以上です。

○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 次に、事業費400万円の内訳についてお伺いします。年間何件程度の申請を見込んでいらっしゃるのでしょうか。

○喚田孝博委員長 防災課長。

◎鳥居昭裕防災課長 事業費の内訳につきまして、ブロック塀等を撤去する費用として、1敷地最高10万円を補助いたしますが、予算につきましては年間40件の申請を見込み、40件掛ける10万円の400万円といたしております。また、本事業につきましては、社会資本整備総合交付金の補助金を活用いたしております。
 以上です。

○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 続いて、直近の実績についてお伺いしたいのですが、最近何件の申請があり、どのぐらいの補助を実施したのかお知らせいただけますでしょうか。

○喚田孝博委員長 防災課長。

◎鳥居昭裕防災課長 過去5年間の実績につきまして、平成28年度は16件に対し142万円を、平成29年度は8件に対し66万3,000円を、平成30年度は93件に対し619万8,000円を、令和元年度は51件に対し355万5,000円を、令和2年度は3月16日現在で32件の申請があり、補助予定額は221万6,000円となっています。ブロック塀等撤去事業につきましては、平成15年度から実施いたしておりますが、平成30年6月に発生した大阪府北部地震では、小学校のプール沿いのコンクリートブロック塀が倒壊し、登校途中の児童が下敷きになるという大変痛ましい事故が発生いたしました。このことを受け、本市では急遽ブロック塀等撤去事業補助金などの制度内容を周知するチラシを全戸配布させていただきましたので、その後、申請件数が増加しております。
 以上です。

○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 本事業の今後についてお伺いします。今後本事業について、どのように周知を図っていくお考えでしょうか。

○喚田孝博委員長 防災課長。

◎鳥居昭裕防災課長 今後につきまして、引き続き広報がまごおりやツイッター、また、出前講座や防災教室などを通じまして市民の皆様への本制度の周知に努めてまいりたいと考えております。
 以上です。

○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 大変丁寧に御説明いただき、ありがとうございました。内容についてよく分かりました。先ほど、個人か団体かを問わず、ブロック塀の所有者であれば補助を申請できるという御説明がありましたが、ここで1つ、他自治体の事例を御紹介させていただきます。和歌山県串本町ですが、蒲郡市と同様にブロック塀の撤去のための補助金があるのですが、ブロック塀の所有者、管理者が申請できるという点は同じですが、地域の自治会、または自主防災組織も所有者の承諾があれば補助金を申請できるということとなっています。補助率も上限30万円の9割で、自治会や自主防災組織が申請する場合は、所有者の負担なしでブロック塀の撤去ができるとのことです。したがって、例えば、空き家の危険やブロック塀が放置されているといった事例や、所有者に危険なブロック塀を撤去するまでの経済的な余裕がないといった事例でも、地域の団体が代わりにブロック塀の撤去を進めることができるということとなります。これを蒲郡市でどのように考えるか、どのように適用するかについては議論が必要だと思いますが、危険なブロック塀の撤去を一層押し進めるための方策として参考にできるのではないかと思い紹介をさせていただきました。ぜひ御検討をお願いできればと思います。
 この件については以上です。ありがとうございました。

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