◆藤田裕喜委員 続きまして、143ページ、6款商工費1項商工費3目観光費のうち6番、三河大島海水浴場運営管理事業費1,369万2,000円についてお伺いします。
先ほども御質疑がありましたが、重ならないところについてお伺いしていきたいと思います。
まず、本事業費についてですが、本事業費には(1)の維持管理等委託料753万4,000円、(2)の整備工事費292万円、(3)施設修繕費150万6,000円、(4)発電機購入費157万3,000円とありますが、各費用の内容についてお知らせいただけますでしょうか。
○喚田孝博委員長 観光商工課長。
◎小田芳弘観光商工課長 まず、(1)の維持管理等委託料につきましては浮き桟橋の設置や撤去などを管理する委託料のほか、島内で使用する発電機の設置や保守、点検費、サメよけネットやコースロープの設置及び撤去の委託料となっております。
(2)の整備工事費につきましては、海水浴場の砂浜を整備するための工事費でございます。
(3)の施設修繕費につきましては、海水浴場を適切に維持管理するためのいろいろな施設の修繕に係る修繕費でございます。
(4)の発電機購入費につきましては、これは既設の発電機が故障したことに伴いまして、更新するための経費ということでございます。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 平成30年に相次いで大島にも大きな被害をもたらした台風による影響についてですが、台風の被害から復旧するための工事や修繕については、既に全て完了しているという理解でよいでしょうか。
○喚田孝博委員長 観光商工課長。
◎小田芳弘観光商工課長 委員がおっしゃるように、平成30年に相次いで台風が蒲郡付近を通過したことによりまして、特に東浜の流出した砂が浮き桟橋付近に堆積する、また海水浴場の警備本部の建物が損壊、そこに至る遊歩道が損壊というような状況でございましたが、昨年度と本年度に復旧工事を実施しまして、全て完了という形であります。
主な工事でいいますと、砂浜等の復旧工事につきましては東浜浮き桟橋設置場所に砂が堆積したことに伴い、干潮時間に浮き桟橋が利用できない、浮かないという状況になってしまいました。当該の箇所の砂のしゅんせつ作業を実施いたしまして、しゅんせつ砂は海水浴場の砂浜整備のほうに利用させていただいております。
また、東浜の警備本部が全壊したことに伴いまして、別の場所に新たに建設させていただきました。設計の概要は、鉄骨プレハブ造り、平家、延べ床面積9.74平米となっております。こちらの事業は、愛知県が支援いたします観光施設等補助金を活用させていただいております。また、昨年度予算を繰り越させていただきまして、東浜桟橋から海水浴場までの遊歩道等も全て復旧する工事が実施できました。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 この大島の運営に係る費用については、基本的には毎年かかっているものだと思いますが、今後さらに整備や修繕、工事が必要であると見込まれていることなどは何かありますでしょうか。
○喚田孝博委員長 観光商工課長。
◎小田芳弘観光商工課長 三河大島海水浴場運営管理事業費につきましては、例年およそ1,000万円程度の予算を組ませていただいておりまして、こちらは毎年変わらない状況になっております。
ただし、先ほど答弁させていただきましたような台風の被害が生じた場合は、突発的な予算が必要になるというような可能性はございますけれども、現時点ですぐに大きなものという計画はありません。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 最近の来島者数について、把握されているのでしたらお知らせいただけますでしょうか。また、新型コロナウイルス感染症の影響が見通せない中ではありますが、今年の利用者数の見込みについてもお考えがあればお知らせいただければと思います。
○喚田孝博委員長 観光商工課長。
◎小田芳弘観光商工課長 本年度は、新型コロナウイルス感染症の影響によりまして、蒲郡観光汽船株式会社が運行いたします渡船営業が中止になったことから、海水浴場が開設されないという状況になりました。
しかしながら、クルーザーやプレジャーボートという個人で船を所有するお客様や海の家を営業する事業者が送迎対応をするなどして、一部のお客様が三河大島を利用したという状況でございまして、三河大島売店組合から来島者数をお聞きしたところ、7月から8月までの2か月間で4,600人の御利用があったというところであります。昨年度の利用者数が約1万人というところでありますので、半分ぐらいの利用となっております。
また、過去5年の実績を見ますと約1万5,000人のお客様に例年来ていただいているという状況でございますので、ぜひ今年は1万5,000人ぐらいのお客様に来ていただければというように期待しているところでございます。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。御丁寧に説明いただき、ありがとうございました。
大島は蒲郡のシンボル的な存在でもありますし、海の町の観光資源としては欠かせない存在であると思います。私も夏に市外から来られる方には必ずお勧めしております。今年は何とか新型コロナウイルス感染症の影響が落ち着いて、また多くの方に知っていただき、1万5,000人を目指して多くの方に訪れていただけることを期待したいと思います。この件については以上です。ありがとうございました。