◆藤田裕喜委員 では、お伺いします。79ページ、2款総務費3項戸籍住民基本台帳費1目戸籍住民基本台帳費の3番住民基本台帳管理事業費の(5)お悔やみ窓口システム導入事業費338万3,000円について、お伺いします。
このお悔やみ窓口システムについてですが、令和3年度主要新規事業を拝見すると、死亡者の情報を関係課で確認するとあり、また書かない窓口、待たない窓口を目指すとありますが、現在導入されている総合窓口サービスでこれらのことはすでに実現できているのではないかとも感じられるのですが、今回、具体的にどのような点が変わるのでしょうか。また、具体的にどのように行政手続上の負担が軽減されるのでしょうか。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 市役所内における死亡者の手続につきましては、関係課が多岐にわたり、総合窓口サービスのシステムでは把握できないものもあり、御遺族が担当課に直接確認をしなければならないこともあります。
しかしながら、お悔やみ窓口システムを導入することにより、遺族が来庁した際に御案内しなければならない手続を市民課にて集約・一元化することが可能となり、市役所内における死亡の手続を的確に案内することができるようになります。
また、様式を電子化し、システムを取り入れることで、死亡者の住所や氏名といった基本的な記入事項を極力減らすことができ、書く手間と待ち時間の短縮など御遺族の方の負担が軽減されるものと考えております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 そうしますと、総合窓口サービスを廃止したり、あるいはお悔やみ窓口のためのシステムを新たに別途導入したりするのではなく、総合窓口サービスをさらに充実させる、あるいは強化してお悔やみ窓口システムを構築し、市民にとっての利便性を高めると、こういう理解でよいでしょうか。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 総合窓口サービスにつきましては継続して利用し、総合窓口サービスでは現実できていない死亡情報の関係各課との連携や様式の電子化を実現するために、お悔やみ窓口システムを新たに導入するものでございます。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 次に、事業費338万3,000円の内訳をお知らせください。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 事業費の内訳につきましては、システムの使用料として129万3,000円、システムの構築委託料として209万円、合わせて338万3,000円となります。
翌年度からは、システム使用料のみの金額となります。システムの構築委託料は、市民課をはじめ13課100帳票の用紙を電算化することを見込んでおります。
今後は、関係各課と打合せを行いながら、総合窓口を最大限活用したお悔やみ窓口システムを作り上げていきたいと考えております。
以上でございます。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 今いただいた御答弁では、事業費はすべてシステムのための費用ということでしたが、お悔やみ窓口を導入することについて、市民の立場から何か変化が分かるようになるでしょうか。
例えば市民課の窓口で看板などを出して、別にコーナーを設けるとか、ホームページでお悔やみ窓口システムについて案内・紹介するとか、PRのためのチラシを作成して配布するとか、そういったことは予定されていないでしょうか。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 看板の設置やお悔やみ専用窓口の設置など、現在の総合窓口サービスの受付の仕方など変更する予定は今のところございません。総合窓口でありますので、どの窓口に座っていただいても特に問題はございません。
ただし、委員の言われるとおり、ホームページや広報がまごおり等などでお悔やみ窓口システムについて、市民の方にPR・周知をしてまいりたいと考えております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 令和2年12月定例会では、お悔やみハンドブックの作製を検討したいとの御答弁がありましたが、今回の予算にはハンドブックの作製費などは計上されていないようですが、検討状況をお知らせいただけますでしょうか。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 令和3年4月から窓口でお悔やみハンドブックを配付できるように準備しております。また、お悔やみハンドブックの印刷でございますが、業者に委託するのではなく、職員で作製していきたいと思っております。
以上です。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 分かりました。
もう1点、関係書類の自宅郵送サービスを実施すると聞いていますが、これは具体的にはどのようなサービスで、またどのような方の利用を見込んでいるものでしょうか。
○喚田孝博委員長 市民課長。
◎大岡雅道市民課長 御遺族の方、特に会社にお勤めの方につきましては、大変お忙しい中、会社を何日も休むことができないと思いますが、例えば比較的時間に余裕がある方などで希望される方には、申請書・届出書など必要書類を自宅郵送することで、自宅で落ち着いて必要事項を記入することができるようになります。
また、このサービスにつきましては、市民課にて市役所内における死亡の手続を的確に把握することができることと、様式の電算化によって申請書・届出書などを事前に印刷することが可能となることで、自宅郵送サービスが可能になります。
以上でございます。
○喚田孝博委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。丁寧に御説明いただきまして、ありがとうございました。このお悔やみ窓口システムが市民の皆さんに大変使いやすい窓口となること、またより利便性の高い窓口となることを心より願い、また期待したいと思います。ありがとうございました。