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小中学校教職員の労働安全衛生環境について(2022年3月・予算委員会)

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◆藤田裕喜委員 続きまして、185ページ、9款教育費、1項教育総務費、3目教育指導費の14番、学校安全・学校保健事業費のうち(9)教職員労働安全衛生管理事業費56万1,000円についてお伺いします。本事業費については、令和4年度の新規事業とのことですが、これはどういった内容の事業になるでしょうか。

○大場康議委員長 学校教育課長。

◎小澤良充学校教育課長 事業といたしましては、教職員が教育活動に専念できる適切な職場に向けて、学校における教職員の労働安全衛生環境を整えることを目的としています。市内には法令で設置が定められている教職員50人以上の学校はありませんが、市内全小中学校を1つの集団として教育委員会内に衛生委員会を設置し、全教職員の衛生管理・指導を行います。そのために各校に産業医を選任するのではなく、教育委員会で教職員の健康管理等を行うのに必要な医学に関する知識を有する医師を相談員として選任し、衛生委員会に参加するなど、教職員の衛生管理・指導を行います。そのために公立学校共済組合「心の健康チェック事業ストレスチェック」を全教職員、これは市費負担教員は市の財源でやっていただきますので別として、全教職員が実施します。教職員50人以上の学校では、医師等による労働者の心理的な負担の程度を把握するための検査を年に一度実施することが学校の設置者に義務づけられています。教職員数50人未満の学校においては、当分の間、努力義務とされていますが、学校の規模にかかわらず全ての学校において適切に実施されることが望ましいとされていますので、これらのお金に使っていきたいというように考えております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 すみません。56万1,000円の内訳をお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 学校教育課長。

◎小澤良充学校教育課長 相談医に年間20万円、面接医に年間10万円等、面接を行うたびに諸経費を支払っていって、後はストレスチェックの使用料として予算を計上しております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 今、相談医と面接医とございましたが、医師の先生は2名選任されるということでしょうか。

○大場康議委員長 学校教育課長。

◎小澤良充学校教育課長 はい。そうなります。委員会に出ていただいて、この方はぜひ面接をしたほうがいいのではないかというストレスチェックをした結果を基に判定をしていって、丁寧に対応できたらなというように考えています。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 よく分かりました。もう1点お伺いします。これは来年度のみの事業になるのでしょうか。それとも今後も継続していく予定でしょうか。

○大場康議委員長 学校教育課長。

◎小澤良充学校教育課長 今後も継続して行ってまいりたいと思っています。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 大変よく分かりました。この事業によって先生方、教職員の皆さんの労働環境が少しでも改善することを期待したいと思います。ありがとうございました。
 以上で終わります。

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