何をしているの?

小中学校における草刈りと樹木の剪定(2023年3月・予算委員会)

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◆藤田裕喜委員 それではお伺いします。まず、189ページ、一般会計歳出、9款教育費、2項小学校費、1目学校管理費のうち4、施設管理費の(2)学校施設維持管理委託料2,108万7,000円と、関連します次の項目、同じく193ページ、一般会計歳出、9款教育費、3項中学校費、1目学校管理費のうち3、施設管理費の(2)学校施設維持管理委託料1,205万9,000円について、それぞれ併せてお伺いいたします。
 まず、この委託料の内容についてお伺いします。何を委託している費用でしょうか。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 施設維持管理委託料でございますが、主なものを少し述べさせていただきます。
 まず、学校の諸設備、例えば、浄化槽とか小荷台エレベーター、給食の人が乗らないエレベーターです。そういうものの保守点検、後は夜間の警備委託料、また樹木の剪定です。今年度、追加しました校庭の草刈り等が主なものとなります。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。そこの中で小中学校における草刈りと樹木の剪定についてお伺いします。それぞれの委託先、また、それぞれの費用についてお知らせいただけますでしょうか。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 それでは、それぞれの委託先ですが、今年度の実績としてお話しさせていただきます。
 草刈りについてはシルバー人材センター、樹木の剪定については市内の造園業者に委託をしております。また、費用は新年度のほうでお話しさせていただきますと、草刈りの小学校のほうは207万6,000円、中学校は111万8,000円、樹木の剪定のほうは小学校が186万8,000円、中学校が150万円ちょうどになります。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。その中で、さらに草刈りについてお伺いします。シルバー人材センターに委託しているのは、全ての小中学校になるのでしょうか。あるいは一部の学校になるのでしょうか。また、この予算は各項の合計額だと思いますが、各項ごとに予算が割り振られているのか。それとも同じ金額が均等に割り振られているのかお伺いします。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 こちらのほうは、全ての学校20校に対して委託をしております。また、予算に関しては、各校に割り振られているのではなくて、教育政策課で、一括で管理しております。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。各学校では年間どのぐらいの回数、草刈りを委託しているのでしょうか。年間の回数制限などはあるのでしょうか。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 今年度の実績でお話しさせていただきます。草の伸びやすい5月から10月の6カ月間を期間としております。おおむね2カ月に1回の頻度で各校3回、20校の掛ける3回なので60回分ということになります。また、新年度に関しては大変好評な事業でしたので、一応1回増やしまして年4回という形で要求をしております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。シルバー人材センターに委託した場合の1回当たりの費用というのは幾らぐらいになるのでしょうか。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 今年度の実績でお話しさせていただきます。1回当たりはおおむね約3万7,000円となります。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。ありがとうございます。実際にこの学校での草刈り業務に従事されたシルバー人材センターの方からお話を伺いました。「こんなに大変な作業を学校の先生がやっているのかと思った。草刈りをする時間があったら、もっと子供たちと遊んでほしい。私たちは子供たちのために役立っていることがうれしいし、大変だがやりがいを持ってやっている。もっと多くの学校の作業を引き受けたい」といったお話でした。大変重要なお話だと思いました。学校の草刈りについては、以前は恐らく役職つきの先生方が作業されていたという学校もあろうかと思います。私自身も小学校、中学校に通っていた頃、先生方のそのような姿を見たことを記憶しております。作業をされている方がおっしゃるように、私ももっと多くの学校の草刈りをシルバー人材センターに委託していくという方向性がよいと思います。特に、先ほど御紹介した方がおっしゃっていたのは、「もっと回数を増やしてはどうか」というお話でした。草が伸びるのが早いので、現状2カ月に1回ということですが、その方がおっしゃっていたのは2週間に1回という回数ではございましたが、いずれにしても回数を増やしていくほうが、草刈りをする側も草を刈りやすいということもおっしゃっていましたので、ここは検討の余地があるのかなというように思います。お考えをお聞かせいただければと思います。

○大場康議委員長 教育政策課長。

◎柴田剛広教育政策課長 大変好評なのは、私どもも先生方から伺っております。とはいえ先ほど申しましたように、草の伸びやすい5月から10月という期間を設定しておりますが、やはりこの中でも20校を調整するのが大変難しくて、すごく同じ時期に集中するのです。そうすると、なかなかシルバーさんのほうでも人をそろえるのが難しいと。この方は自分がやっている範囲だけなのであれですけれども、シルバーのほうとしては、それだけの人材を集めるほうも大変であって、回数を増やしてくれるのはありがたいということも聞いておりますけれども、例えば、限定のこの1週間の間に4校、5校やってくれというと、それはできないことになってしまうので、そこも課題だと思っておりますが、できるだけ教員の働き方改革にも資する話ですので、積極的に考えていきたいと思っております。
 以上です。

○大場康議委員長 藤田裕喜委員。

◆藤田裕喜委員 分かりました。ありがとうございます。ぜひ積極的にお願いしたいと思います。期待しております。この点については以上です。

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