◆藤田裕喜委員 続きまして、97ページ、一般会計、歳出の3款民生費、1項社会福祉費、3目老人福祉費の1老人福祉事業費の(5)健康用具維持管理事業費39万円についてお伺いします。まず、健康用具とは何を指しているのか。またこの費用の内訳についてお知らせいただけますでしょうか。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 健康用具とは、勤労福祉会館や公民館など市内10か所に設置しております全30台のヘルストロン、電位治療器を指します。
予算39万円の内訳ですが、保守点検委託料が28万円、修繕料が10万円、消耗品が1万円となっております。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 点検、修繕、消耗品とのことで、過去の決算額を確認してもおおむね30万円から50万円となっているようですが、年度によっては部品の交換費用や故障の際の修理費用なども発生しているでしょうか。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 保守点検が中心となりますが、年度によりましては部品交換等が発生しております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 最近で機器を新規に購入した年はいつになるでしょうか。また、保有している最新の機種は何年製のものになるでしょうか、お伺いします。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 備品台帳によりますと、昭和58年9月と10月で新規取得となっておりまして、これ以降に新規の購入をした記録はございません。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 昭和58年ということで大変驚きました。私が昭和57年生まれになりますので、約40年近くも使われている物が一番新しいということで大変驚きましたが、この設置されている機器の耐用年数はどのくらいになるのでしょうか。まだいずれも使っていて問題のない機器なのでしょうか、少し気になります。特にメーカーのホームページを拝見しますと、大体耐用年数は10年程度と書いてございます。また、製造終了や修理点検対応の終了なども発生しているようですが、問題ないでしょうか。お伺いします。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 保守業者に確認いたしましたところ、確かに耐用年数は10年ということで既に超過をしておりますが、毎年の点検及び部品交換などのメンテナンスにより継続利用ができております。どうにもならない故障をした物は撤去としております。
また、現行機種の製造は終了しておりますが、代替部品での対応が可能ですし、点検対応の終了予定もないことを確認しておりますので、当面は問題ないと考えております。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 利用状況、また稼働状況については把握できるでしょうか。また、把握されているでしょうか。1日何名の利用があるかとか、1日当たり何機がどのくらいの時間稼働しているかとか、分かるようでしたらお知らせいただければと思います。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 設置10か所、全30台のうち6台を設置しております寿楽荘のみ、利用状況が把握できております。コロナ禍におきまして利用を中止している時期もありましたが、利用可能日における今年度の1日当たりの平均利用は7.5人という状況です。基本的には1回当たり20分ですが、どの機器が1日何時間稼働したのかというデータは把握できる仕組みとなっておりません。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ヘルストロンに一定のニーズがあるということは何となくは理解できるのですけれども、今後も使い続けていく予定でしょうか。特に機器の新規購入については相当な費用がかかるようです。ホームページで調べられる範囲ですと、医療機関や法人向けでない個人向けの機器でも安くて55万円、最上位機種だと132万円とかなり高額になっていますが、このような機器を更新していくということは考えているでしょうか、お伺いします。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 ヘルストロンは昭和の時代に設置されたもので、無料で利用できることもありまして、後期高齢者層を中心に熱心なファンが各地にいらっしゃいます。こうした一定のニーズがあることも踏まえまして、装置が使える状態であるうちは継続をしたいと考えております。
1台100万円を超える高価なものでありますし、時代の流れも踏まえますと、機器の更新につきましては考えておりません。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 私は、ヘルストロンのような機器よりもランニングマシンやサイクルマシンなどフィットネス系の器具や筋力トレーニングができるような運動器具のほうが時代のニーズ、利用者のニーズにも適合しているように感じられます。また、導入費用や維持費用も安価に済むと思いますが、どのようにお考えか、お聞かせください。
○大場康議委員長 長寿課長。
◎柴田好範長寿課長 現在御利用の方々は、運動器具というよりも磁気や電気などによる治療器やマッサージ機の類をニーズとされております。高齢者のニーズも時代とともに変化してまいりますので、様々な場所で高齢者の声を聞きながら、費用対効果なども加味しながら今後考えてまいります。
以上です。
○大場康議委員長 藤田裕喜委員。
◆藤田裕喜委員 ヘルストロンに私もニーズがあるというのは理解しておりますが、ぜひ時代に合わせた御検討をお願いしたいと思います。
以上で終わります。ありがとうございました。